米メディア「Newsweek」(ウェブ版)が2026年2月20日、ミラノ・コルティナ五輪フィギュアスケートの特集記事を組み、女子シングル米国代表アンバー・グレン(26)が試合後に取った行動を称賛した。
カメラマンに「撮らないで」と手で制す
女子シングルのフリースケーティング(FS)が20日(日本時間)に行われ、ショートプログラム(SP)3位(76.59点)のアリサ・リュウ(米国、20)が、150.20点を記録して合計226.79で金メダルを獲得した。
SP13位と大きく出遅れたグレンは、FSで圧巻の演技を見せ、合計214.91点で5位に食い込んだ。
日本勢は、日本のエース坂本花織(25)は銀メダル、SP1位の中井亜美(17)は銅メダルを獲得。SP4位の千葉百音(20)は4位だった。
記事によると、グレンは試合後、銀メダルが確定して泣き崩れる坂本の元に歩み寄り、背中をさすりながら慰めた。
座り込んで泣く坂本の姿を撮影しようと、テレビカメラが近づいた瞬間、グレンはカメラマンを「撮らないで」と手で制した。
グレンはその時の現場の様子をTikTok動画で、次のようにコメントした。「彼らは仕事だから仕方ないけど、明らかに距離を置きたい時にまで干渉してくるのはひどい」
「アンバー・グレンと坂本花織は氷上のライバル」
グレンの行動に対して、「Newsweek」は「アンバー・グレンと坂本花織は、氷上のライバルだ」と指摘し、こう続けた。
「世界トップクラスのフィギュアスケーターである2人は、同じ究極の目標を胸にイタリア・ミラノに集結した。女子シングル金メダル獲得である。しかし試合当日は、グレンにとって単なる競技以上の意味を持っていた。坂本がキャリアで最も苦しい瞬間を迎えた時、グレンは彼女を支えたのだ」
グレンは全米選手権3連覇の実力者。今大会、団体戦で金メダルを獲得したが、優勝候補に挙がっていた女子シングルでは、SPでの出遅れが大きく響き、メダルを逃した。