栃木県小山市内のショッピングセンター「イオンモール小山」で、「女装した男」が女性トイレに入るのを目撃したと、その様子を撮った動画がX上で投稿され、波紋が広がっている。
この人物は、ウィッグと女性のような服を着ていたが、直後に脱いだ後の姿を見たという。イオンモールの運営会社は、客からの申し出を受けて防犯カメラの映像を確認し、警察に被害届を提出して受理されたと取材に説明している。
ウィッグを外すと男性のような雰囲気に
メガネにマスクをしてボーダー柄の上着を着た人物が、女性トイレから出てくる。髪は、ボサボサしてやや長めだ。リュックには、ぬいぐるみのようなものが飾りで付けられていた。
この人物はその後、洗面所の棚に手に持った別のバッグを置き、手を洗う。終わると、バッグを持って、向かい側に行き、ハンドドライヤーで手を乾かしていた。
この40秒強の動画は、目撃した女性客「MJ」さんが2026年2月20日夜、X上で投稿した。
「女子トイレに女装入って来た! 他にも女性入ってた」。MJさんは、こう報告し、その後の投稿で、この日の18時30分ごろのことだとした。MJさんは、トイレを出るときにこの人物が入って来たため、出てくるのを撮ろうと待ち構えていたと説明した。この人物の後を追って、途中で見失ったが、ウィッグを外し、女性のような服も脱いだ姿で目撃したという。
その写真も投稿しており、後ろ姿だが、髪は短く、男性のような雰囲気だった。ぬいぐるみが付いた同じリュックとバッグを所持していた。他のトイレで着替えたのではないかとみている。MJさんは、隠しカメラをセットしたか心配だと明かし、警告のためにXで動画などを投稿したと説明した。
イオンモール側には伝えたものの、その対応に不満を漏らした。サービスカウンターのスタッフからは、上司には報告するが、客の行動は制限できないといった内容が説明されるだけだったという。
動画などを投稿したMJさんは24日、J-CASTニュースの取材に応じ、ウィッグなどを脱いだ人物を正面から見て写真も撮ったと明かした。
隠しカメラがトイレ内にないことは確認済み
「間違いなく男性です。一メートルの距離で向かい合っています」
警察に相談して、動画などを提出すべきかはまだ判断が付いていないといい、「必要性があるのなら行こうと思っています」とした。
サービスカウンターの対応については、こう述べた。
「警備に伝えるとの話は一切ありません。お客様の行動は制限出来ませんのあとに一応上には伝えておきます。だけです。どこのトイレで何時に、も私の連絡先も何も聞かれてもいません」
イオンモール小山を運営するイオンリテール(千葉市美浜区)の広報部は2月24日、取材に対し、サービスカウンターに女性客から申し出があったのは事実だと明らかにした。その説明によると、スタッフが20日のうちに警備に伝え、その後、上司の立ち合いで防犯カメラの映像をチェックしたという。動画の人物を特定するのに時間がかかったため、栃木県警の小山署に通報したのは、22日になった。同署員が店に来て、映像を確認してもらった。この日のうちに、小山署に建造物侵入の被害届を出し、同署が受理したとした。隠しカメラについては、トイレ内にないことは確認したという。
スタッフに関しては、女性客に確認して被害はないとの返事だったため、人物の行動を制限することはできないと伝えたと説明した。上司と警備に伝えたうえで、館内の警戒に当たるとも伝えたとしている。
小山署は同日、「X上の投稿は承知していますが、関係者のプライバシーもあり、広報していない件のコメントは控えています」と取材に話した。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)