漫画家の島本和彦さんが2026年3月1日にXを更新。小学館のマンガアプリ「マンガワン」に配信されていた作品の原作者が、過去に未成年への性加害で逮捕されていたにも関わらず、名義を変更して新連載を行っていた問題についてコメントしたものの、その内容に波紋が広がっている。
「会社として大きく変われるそのような機会が訪れているのかも」
問題となっているのは、20年に未成年への児童買春・ポルノ禁止法違反(製造)の罪で罰金30万円の略式命令を受けた漫画「常人仮面」の原作者・山本章一氏が、22年に「一路一」と名前を変え、「マンガワン」で「常人仮面」の原作を担当していたことだ。
さらに編集者が被害女性に対して、事件を口止めする内容の和解を提案していたことも判明。小学館側は弁護士を入れた調査委員会を立ち上げると発表した。この事案をめぐっては、多くの漫画家から抗議の声が集まっている。
島本さんは1日にXを更新し、「事件については、あってはならないこと」と断罪。一方、「小学館と言う大きな組織はいろいろな人のいろいろな考えの中で(おそらく優秀な人やとてつもなく人のために優しい人も数限りなく存在すると思います)支え合ってそれぞれが難しいバランスの中で成り立っているものだと言うふうに感じます」とつづった。
また、今回の問題を受けて漫画家による小学館の編集者の批判も上がっていることに触れ、「私は全く今嫌な思いをしていません」としながらも、「最近小学館のやり方がやり玉にあげられているところがあり、これはこれでもしかしたら会社として大きく変われるそのような機会が訪れているのかもしれないなと言うことを思ったりもします」と指摘していた。
「真剣に取り組む姿勢は小学館自体のためにもなる」
島本さんは、「事件を起こした人や、それに関わった人は多くないし、意識的に隠そうとしていたわけではないと考えます」と推測。しかし、「責任者はやはり責任を取る立場にいるので、ある程度何らかの行動が起こしたほうがいいとは個人的には思います」と自身の考えをつづった。
また、「こういうことが大きく騒がれているときに真剣に取り組む姿勢は小学館自体のためにもなるし私自身は素晴らしい会社であると思いますので、世の中からよく思われるイメージの会社になっていただきたいです」と小学館へエールを送った。
さらに最後には、「この件で、多くのクリエイターが特に小学館関係で仕事をしている方がもう既に心が傷ついていると言うメッセージが流れきてて、何かこのSNSの流れが大きな思いもよらないコントロールのできない悪い方向に進まないでくれたらいいなと懸念してます」(原文ママ)とつづっていた。
このコメントに島本さんのもとには、「意図的に隠そうとしなけりゃ別名義で連載させないですよね?」という声もある。
SNSの場において発言することが非常に難しい現状において、自分が正しいと思っていてもソースが間違っていたり、間違った情報に基づいて正義の発言を行う事で、誰かを叩くことが1番やってはいけないことだと思っているのである程度信頼できる情報が入ってくるまで黙っていようと思ってましたし、基本的…
— 漫画家島本和彦 (@simakazu) March 1, 2026