マンガワン「堕天作戦」原作者、6年前の逮捕時は報道されず 別のアクタージュ問題では報道、ばらつく対応

   小学館の漫画アプリ「マンガワン」で配信されていた「堕天作戦」の原作者男性は、2020年2月に児童ポルノ法違反の疑いで逮捕されていたが、当時は報道がなかった模様だ。

   性犯罪の過去はそのまま伏せられ、同アプリで活動を続けていた。被害者が起こした民事訴訟の判決を機にネット上で告発があって表面化したが、結果的に、被害者が活動中止を求めながらも原作者が社会的な制裁を十分に受けない形になった。

  • 小学館側は「体調不良」と説明していた
    小学館側は「体調不良」と説明していた
  • 北海道芸術高校の公式サイトから
    北海道芸術高校の公式サイトから
  • 小学館側は「体調不良」と説明していた
  • 北海道芸術高校の公式サイトから

小学館側は、「体調不良」を理由に一時休載を発表

   この問題では、原作者の山本章一氏は、15年2月からマンガワンで「堕天作戦」の作品連載を始めていた。山本氏は、通信制の「北海道芸術高校」札幌サテライトキャンパスでデッサン講師もしており、被害者女性は16年4月に入学していた。

   山本氏が26年2月20日に女性への1100万円の賠償を命じられた1審判決の報道によると、山本氏は、女性に言葉巧みに近づき、ホテルなどで性行為を繰り返した。女性は、生徒の立場上応じざるを得なかったといい、高校卒業後に重度のPTSD(心的外傷後ストレス障害)と診断され、警察に相談した。

   20年2月に入って、山本氏は、女性の裸写真を所持していた児童ポルノ法違反の疑いで逮捕され、札幌地裁で罰金30万円の略式命令を受けた。今回の問題を受けた北海道芸術高校の発表によると、2月4日に警察が学校に来て、山本氏が青少年育成条例の捜査対象になっていると説明を受け、翌5日には、事実確認して山本氏との契約を解除した。

   ところが、当時の報道を調べると、山本氏の本名でも事件を報じた新聞などは見当たらなかった。

   堕天作戦の公式Xは2月4日、山本氏の「体調不良」を理由に一時休載を発表している。そして、同28日には、3月4日から連載を再開すると告知している。被害者女性は、連載中止を求めたが、山本氏側と折り合えず、逮捕から2年以上後の22年7月に民事訴訟を起こしている。

   堕天作戦は、同10月に終了したが、山本氏は、同12月には「一路一」の別名で「常人仮面」の連載をマンガワンでスタートさせていた。

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