実業家の溝口勇児氏が2026年3月4日、インスタグラムのストーリーズでも反省の弁をつづっている。自身を擁護するような投稿にはリポストで「この件はできうる限りの責任を引き受けるつもりです」などと反応している。
肝いりプロジェクト・NoBorder発の「SANAE TOKEN」が波紋
溝口氏をめぐっては、同氏が率いるプロジェクト「NoBorder DAO」が「民主主義のアップデートを目指すプロジェクト」との触れ込みで2月25日にリリースした仮想通貨「SANAE TOKEN」について、高市早苗首相が2日にXで注意喚起を行った。
免責事項のページでは「いわゆるファンクラブトークン」だと説明していた一方で、トップページには高市氏の似顔絵が使われていたことから、高市氏は「全く存じ上げません」と困惑。「本件について我々が何らかの承認を与えさせて頂いたこともございません」としていた。
3日には、作成されたばかりの「株式会社neu」のCEOを名乗るXアカウントが突如「トークンの設計および発行に至るまでの一切の業務について、私が運営する株式会社neuが主体となって行い、その責任を負ってまいりました」と主張し、困惑の声が上がっていた。
また、仮想通貨の発行に必要な登録がないとして、金融庁が調査を検討しているとも報じられている。
「絶対に逃げないし、そう簡単には引き下がらない」
溝口氏は4日、Xで「身近な人たちがおれを信じてくれて、支えてくれて、応援してくれる。それが本当にありがたくて、嬉しい。おれは本当に人に恵まれてる。だからこそ、絶対に逃げないし、そう簡単には引き下がらない」と胸中をつづった。
「今、こんなことを書くと不謹慎だと思われたり、怒られるのは分かってます」とした上で、「でも慌ただしすぎて、一人ひとりに心からの感謝を伝えられないので、ここで書かせてください」。「もし不快に思った方がいたら許してください。できる限りの責任を果たしますから」ともしている。
続く投稿では、今後の対応について「現在、関係各所との調整や、補償の方針、検証委員会の設置などについて、外部の専門家を交えながら協議を重ねています。少しでも早く皆さまにお知らせできるよう、準備を進めていきます」と報告した。
「僕たちに至らない点がありましたし」も「既に他の人のせいにもしてますね」
こうした中、波紋を広げたのは起業家の石川涼氏によるインスタグラム投稿だった。
画面いっぱいに大きな文字で、「おれは溝口くんがなんのリレーションシップも無く総理の名前を使った何かを勝手に作るとは考えにくく、問題があるとすればサナエ側のチームの問題だと思ってるよ」と記されたもので、溝口氏はこの投稿を自身のストーリーズで直接リポストした。
溝口氏は下部に「僕たちに至らない点がありましたし、本件について誰かのせいにしている自分が、一番嫌いだと思いました。だからこの件はできうる限りの責任を引き受けるつもりです」とのコメントを添えている。
一方、Xではこの投稿のスクリーンショットが拡散された。溝口氏は責任を引き受けるとしている一方、元となった石川氏による投稿に大きな文字で「サナエ側のチームの問題」と書かれていたことについて、「わざわざこれを引用w 誰かのせいにする気満々で草」とする投稿が注目を集めた格好だ。