1次ラウンド首位通過の侍ジャパン、決勝ラウンドは「このままでは厳しい」...識者が危惧する「防げるミス」

   プロ野球DeNAの元ヘッドコーチで野球解説者の高木豊氏(67)が、2026年3月8日にユーチューブを更新し、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表の1次ラウンドを分析し、「このままでは厳しい」と指摘した。

  • 1次ラウンドを突破した日本代表(WBCインスタグラムより)
    1次ラウンドを突破した日本代表(WBCインスタグラムより)
  • 1次ラウンドを突破した日本代表(WBCインスタグラムより)

「豪州戦のミスは、頭を整理したらおそらく出ないミス」

   1次ラウンド・グループCの日本は、台湾との初戦を13-0のコールド勝ちを収め、続く韓国戦を8-6で勝利した。オーストラリアとの第3戦は、序盤、打線が苦しみながらも、7回に主砲・吉田正尚外野手(レッドソックス、32)の逆転2ランが飛び出し、4-3で逃げ切った。

   日本は10日のチェコ戦を待たずに3戦全勝でプールCの1位通過が決定した。日本は、15日に米フロリダ州マイアミで行われる準々決勝で、プールDの2位チームと対戦する。

   高木氏は1次ラウンドの3試合を振り返り、「このままでは準々決勝は厳しいと思う」とし、その理由に言及した。

   「なぜかというと、村上(宗隆)、岡本(和真)の状態がもう少し上がってこないと、厳しいと思う。近藤(健介)もそう。(準々決勝が行われる)アメリカに行ってどのような調整をするか。ここら辺が、井端(弘和)監督の頭の痛いところかな」

   26年シーズンから大リーグに挑戦する村上宗隆内野手(ホワイトソックス、26)と岡本和真内野手(ブルージェイズ、29)は、今大会、本調子ではない。

   村上は3試合に出場して10打数2安打2三振。岡本は10打数1安打2三振と、不調にあえいでいる。主砲の不振に加え、主力の近藤健介外野手(ソフトバンク、32)が、3試合に出場していまだ無安打と苦しんでいる。

   高木氏は、米国での決勝ラウンドに向け、「今日(オーストラリア戦)はミスが出た。今日出たミスというのは、おそらく準々決勝、準決勝、決勝で出たら、確実に負けるようなミス。そこらへんは、もう1度頭を整理して。今日のミスは、頭を整理したらおそらく出ないミス」とし、具体的なミスを指摘した。

「牧は目一杯のリードを取る必要はなかった」

   「牧(秀悟)でいうと、(打者が)大谷(翔平)だったら外野が下がっているのだから、そんなに目一杯のリードを取る必要はなかった。それと、(捕手の)若月(健矢)は(3塁に球を)投げたけど、あれは投げても完全にセーフだった。だから(投げるのを)やめるという勇気も必要だった」

   オーストラリア戦のミスは、日本の4回の攻撃と、6回の守備だ。

   0-0で迎えた4回。2死満塁のチャンスに大谷翔平選手(ドジャース、31)が打席に立った。一打先制の場面で、2塁走者の牧秀悟内野手(DeNA、27)が牽制アウトに。牧がリードを広く取ったため、捕手が2塁に送球して刺した。

   6回の守備では、1死2塁の場面で、2塁走者が盗塁を試みた。若月健矢捕手(オリックス、30)は、3塁に送球したが、これがショート寄りに逸れ、サードの岡本が捕球できず。走者はホームに生還し、オーストラリアが1点を先制した。

   日本は、10日のチェコ戦が1次ラウンド最終戦となる。高木氏は「これから準々決勝、準決勝、決勝という厳しい戦いが続くので、集中力を高めて頑張ってほしい」とエールを送った。

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