【WBC】「世界が本気になったら日本は勝てない」、識者が指摘する「フィジカル」の差...パワーは「韓国の方が世界に近付いている」

    プロ野球DeNAの元ヘッドコーチで野球解説者の高木豊氏(67)が、2026年3月17日にユーチューブを更新し、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表のベスト8敗退を分析し、「世界が本気になったら日本は勝てない」との見解を示した。

  • 日本を破ったベネズエラ(WBCインスタグラムより)
    日本を破ったベネズエラ(WBCインスタグラムより)
  • 日本を破ったベネズエラ(WBCインスタグラムより)

「やはりフィジカルが違いすぎる」

    準々決勝が15日に米フロリダ州マイアミで行われ、1次ラウンド・プールC1位の日本が、プールD2位のベネズエラに5-8で敗れ、準決勝進出を逃した。日本はWBC6度目の出場で、初めてベスト4進出を逃した。

    ベネズエラ戦は、初回に先制されるも、3回に森下翔太外野手(阪神、25)の3ランなどで逆転に成功した。一時はリードを3点に広げたが、日本のリリーフ陣が、5回に2ラン、6回に3ランを浴び、ベネズエラの重量打線に屈した。

    大会2連覇を逃しベスト8敗退となった侍ジャパン。世界との差はどこにあるのか。高木氏は、「やはりフィジカルが違いすぎる」とし、「これから日本は世界で勝てないと思う。世界が本気になったら。今年の大会は、(各国)ある程度本気。メジャーリーグのメンバーが並んでいる。たくましさが違った」と分析した。

    今大会、ベスト4入りした米国、ベネズエラ、ドミニカ共和国、イタリアの代表メンバーは、現役大リーガーが多くを占めた。なかでも、米国、ベネズエラ、ドミニカ共和国の打線は、大リーグのスター選手が顔を揃える超重量打線だった。

    日本も大谷翔平選手(ドジャース、31)、鈴木誠也外野手(カブス、31)、吉田正尚外野手(レッドソックス、32)ら大リーガーが打線を引っ張ったが、ベネズエラのパワーにはかなわなかった。

「スモールベースボールはパワーで押し潰される」

    世界との差を痛感したという高木氏は「フィジカルを鍛えて大きくしないといけない。体が小さいとダメかといえば、そうではない。すごい強靭な体を作ること。野手が投げているボールの速さが違う。そこまで上げ行かないと、日本は終わっていく。スモールベースボールはパワーで押し潰される」とし、「韓国の方がパワーは世界に近付いているように見えた」との見解を示した。

    韓国は今大会、韓国出身大リーガーのキム・ヘソン内野手(ドジャース、27)、イ・ジョンフ外野手(ジャイアンツ、27)に加え、韓国系米国人選手を招へい。1次ラウンドは2勝2敗で台湾、オーストラリアと並ぶも、失点率で勝ち上がり、4大会ぶりに1次ラウンドを突破した。

    今大会は、準々決勝で日本を破ったベネズエラが、準決勝でイタリアを破り、決勝で米国を3-2で下し初優勝を飾った。ベネズエラは前回大会、準々決勝で米国に敗れ、ベスト8で敗退した。

    高木氏は、「今のレベルと過去のレベルを考えると、前回の大会だけでも世界のレベルは全然上がっている。ここに勝たないといけない。対等に戦っていかなくてはいけないということは、よほど努力をしないと。それと、ルールも何もかも世界基準に変えていかないと置いていかれる」と言葉に力を込めた。

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