2026年3月19日(現地時間)に行われた日米首脳会談で、米国のトランプ大統領が発した「真珠湾攻撃」を巡るジョークが波紋を広げている。海外メディアからは「侮辱的」との見方もある中、席上では沈黙を貫いた高市早苗首相。しかし、2月に「全削除騒動」があった公式サイトのブログでは、過去に真珠湾攻撃について勇ましい持論を展開していた。
海外メディアは「日本を嘲笑」と報道
トランプ氏発言は、ホワイトハウスで行われた首脳会談の冒頭部分で飛び出した。日本の記者から、イラン攻撃について同盟国に事前説明がなかった理由を問われたトランプ氏は「不意打ちのことは、日本が一番よく知っているだろう?どうして日本は真珠湾のことを知らせなかったんだ」と、笑いを交えながら語った。
隣にいた高市首相は目を見開くような反応を見せたものの、何も語ることはなかった。海外メディアもこの発言に続々と反応し、英ガーディアン紙は「トランプ氏、イランとの戦争に関する質問に対し、真珠湾攻撃をめぐって日本を嘲笑」との見出しで報じた。中東・カタールの放送局アルジャジーラは「真珠湾攻撃に言及したことで、日本の世論は動揺しており、高市首相の沈黙に対しては賛否両論の反応が寄せられている」と伝えた。
一方で高市首相は、2月に削除された公式サイトのコラムで、過去に太平洋戦争や真珠湾攻撃について持論を述べていた。同コラムは、自民党が大勝を飾った2月8日投開票の衆院選で訴えていた「消費減税は私の悲願」と真逆の内容が記されているとの指摘があり、直後に全ての内容が削除されるという騒動があったばかり。いわば高市首相にとっての「黒歴史」でもあるが、インターネット上では消すとかえって拡散される「ストライサンド効果」という鉄則があり、この対応が大いに批判を浴びていた。