駐日イラン大使館が2026年3月23日、公式Xアカウントを通じて「すべての署名国へ」とした声明を公開した。「止めるべきは声明の応酬ではなく、侵略そのものです」イラン大使館は英語での投稿を引用翻訳するかたちで、「アメリカとイスラエルによる違法な侵略戦争が始まる前、ホルムズ海峡の状況がいかなるものであったか、お忘れでしょうか」と問いかけた。「アメリカによる絶え間ない妨害工作の下で、イラン自身はその恩恵をほとんど享受できずにいた一方で、あなた方全員がエネルギーと貿易の自由な通航という多大な利益を享受していたことを、知らなかったはずはありません」とし、「そのような過酷な状況下にあっても、他国の安全な通航を確保し続けてきたイランの姿勢は、究極の『自制』そのものではなかったでしょうか」と主張した。その上で、「アメリカとイスラエルに迎合するのは、もうおやめなさい」とした。「中身のない声明の内容で競い合うのも、もう終わりにすべきです」とし、「止めるべきは声明の応酬ではなく、侵略そのものです」と強調。「侵略者たちは、あなた方が判で押したような声明を繰り返すことを見越し、それを隠れ蓑にして地域を不安定化させ続けているのです。せめて、最低限の公平さを持って事態を直視してください」とした。「イラン国民は、皆様の温かい連帯に感謝しています」同国大使館の訴えには、共感や反発、さまざまな声が寄せられている。こうした中、同国大使館はイランに共感を寄せる投稿を多数リポスト(拡散)している。沖縄市議会による19日の「アメリカ及びイスラエルによるイランへの軍事攻撃に抗議し、それに伴う報復の連鎖に対し即時停戦と平和的解決を求める決議」をめぐっては、「沖縄市議会の皆様、アメリカとイスラエルによる侵略戦争に抗議する決議を採択してくださり、大変ありがとうございます」と感謝をつづった。「侵略者による野蛮な爆撃にさらされているイラン国民は、皆様の温かい連帯に感謝しています。侵略は直ちに停止されるべきです」としている。共産党の大山奈々子神奈川県議による駅での宣伝活動の様子も拡散。雨の中、「アメリカは イラン攻撃 やめよ」と書かれたボードの傍らでスピーカーを片手に演説をする大山氏に、「ThankyouNanako-sanforyouranti-warofaggressionadvocacy.(奈々子さん、侵略戦争に反対するご活動をありがとうございます)」とした。「イラン攻撃に関する世論調査をまとめました」として、時事通信や朝日新聞、ANNによる世論調査に、「支持しない」との声が多く集まっていたと伝える投稿についても、リポストで共有している。一連の発信は、同国の立場に対する共感の可視化や拡散を意識した動きとみられる。
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