ホルムズ海峡を封鎖しているイランとの交渉で、イランのアラグチ外相が「日本関連船舶の通過を認める用意がある」と発言した。2026年3月25日放送の「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)はこのアラグチ発言の真意とイランとの交渉のあり方について話し合った。イラン外相は親日家の元駐日大使アラグチ外相は2008年から2011年まで駐日イラン大使を務めた親日家として知られる。番組は大使時代の名刺に「新久地(あらぐち)」と書かれていたと紹介した。自身の著書の中でも「日本の人たちと関係を築くうえで大変役立った。『新しく久しい大地』とは私にとって日本のこと」といった内容だ。日本との絆を強調している。日本に理解があるイラン政府の要人の発言である。MCの羽鳥慎一さんは「この方の発言力、影響力はどのくらいのものか」と中東情勢に詳しい慶應義塾大学大学院教授の田中浩一郎さんに聞いた。「普段でも外相としての政策全体に及ぼし得る影響はある程度限られている。今の状況下では軍部の発言権が極大化しているので、ホルムズ海峡の通行に関しては大統領を超えて軍部にアラグチさんの思いや要望をどこまで伝えられるか難しい状況だ」と話した。ホルムズ海峡の閉鎖はアジアの国々を困らせているイランを敵にするのは得策ではないと主張するコメンテーターの玉川徹さんは「(イランの)トップが全く考えていないことを外に言うということはあり得ないと思う。外務大臣として発言しているということは一定の重みがあると思う。(欧米諸国を横目に)『日本だけ(ホルムズ海峡を)通ってもいいのか』という人もいるが、日本よりも切実な状況に陥っているアジアの国がたくさんある。ベトナムやタイやフィリピンなどがそうです。ベトナムは日本の備蓄石油の一部を欲しいとまで言っている。アジアとヨーロッパとアメリカではホルムズ海峡の閉鎖の影響が全然違う。そのアジアのために、日本が先頭に立って日本だけでなく、アジアの国々に届けるんだという交渉をイラン側と進めて構わないと思っている」と話した。(ジャーナリスト佐藤太郎)
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