神奈川・藤沢の江の島で2026年3月24日16時半ごろ、観光スポットとして知られる海食洞窟「第2岩屋」近くの岩場で、22歳男性が誤って足を滑らせて海に落ち、死亡する事案があったとメディア各社に報じられている。なぜこんな有名スポットで事故は起きたのか。そもそも岩場(磯)にはどのような危険がひそんでいるのか。注意すべき点を取材した。
「すごく寂しいというか、悔しい」
報道によると男性は友人5人ほどで遊んでいたといい、警察が調査を進めているという。江の島に詳しい人は、J-CASTニュースの取材に対して、前提として今回の事故現場や死因などは把握していないとしつつ、過去のケースでは「例えば、海が荒れている時にレジャーで来て誤って転落して、それで流されたという話はまあまあ、あるにはある」と説明した。
さらに、「江の島に限ることじゃなく、どこの磯でも危険は隣り合わせ」とも指摘している。地面が平らではなく、波で削られた穴に足を取られて転ぶ可能性があり、海藻が生えていると「結構滑る」。さらに、台風のうねり、低気圧通過後のうねり、風波など、海が荒れていると落ちた時の危険性は高まるとした。海に落ちれば警察や消防をはじめ、助けが必要になり、「何かがあったら人に迷惑かかる」と心に留めるよう伝えた。
なお、岩屋の周りは立ち入り禁止とそうでない部分があり、釣りにも使われるような所だという。ただ、一般に磯で釣りをする場合はスパイク付きの靴を履く人が多いとみて、「スパイクが付いてるから滑らないというわけではないけど、普通の靴よりは止まってくれる。普通の靴だと、ずーんと滑るから」と説明。ほかにはライフジャケットや浮き具の装備、海の状況を判断して移動するといった安全対策も。
一方で観光については、「最初予定はなくても行ってみて『あぁ海じゃん、楽しいね』なんて...それで落ちたとかもあるかもしれない。こういう服装にして行ってくれってかなり難しい話だと思います」と、事前に装備を整えるのは難しいとみる。特に若者は経験不足からリスクを予測しきれず事故につながりうるとも推測し、「すごく寂しいというか、悔しい」と話していた。