神奈川・藤沢市が公式サイトで2026年3月26日、公益財団法人藤沢市みらい創造財団が指定管理者を務める「秋葉台文化体育館」で、藤沢市立中学校が球技大会を行った際に生徒3人が負傷する事故があったと発表した。生徒たちは清掃中に、財団が再委託した業者の不備が原因で「防球ネット用ワイヤー」が引っ掛かり、転倒したという。生徒3人は「予断を許さない状態」財団が26日の発表で「清掃中の生徒様がいるのにも関わらず、十分な安全を担保せずに撤収作業をおこなったことが原因」とし、関係者らに向けて「多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたことを、深くお詫び申し上げます」と謝罪した。事故が発生したのは23日12時55分ごろ。秋葉台文化体育館の第1体育室(広さはバスケットボール3面の2093平方メートル)で中学校が球技大会を開催後、片付けが行われていた。生徒約10人がモップ掛けをすると同時に、財団が委託した建物総合維持管理会社の社員2人が、次の利用団体の準備のために間仕切り用の防球ネットと防球ネット用ワイヤーの撤去を進めたところ、「モップ掛けを行っていた生徒のうち3人の首付近に緩められて垂れ下がったワイヤーが引っ掛かり、後方に転倒した」としている。生徒たちは救急搬送され、その後の状況は「脳内出血、脳震盪、鎖骨骨折・肩甲骨骨折、まぶた・眉間の擦過傷のダメージを受けており、今後眼底出血が起こる可能性やさらに検査を要する症状があり、予断を許さない状態です」と説明。財団から電話で謝罪したといい、後日改めて、直接謝罪すると報告した。「作業に必要なマニュアルも作成されておりませんでした」事故の発生原因については、「ワイヤーの撤去作業は、危険な作業であるのにも関わらず、藤沢市立中学校の利用時間内に教諭および生徒がまだ体育室内にいる中で作業をおこなったことが事故発生の原因でした。また、作業に必要なマニュアルも作成されておりませんでした」とも伝えた。再発防止策は下記のように記している。「今回のワイヤーの撤去などの危険な作業を実施する際には、十分な安全を確保するとともに、フロア内に利用者等がいないことを確認したうえでの作業を徹底いたします。また、今後は委託業者に作業マニュアルを作成させ、マニュアルに沿った作業を実施するよう、徹底いたします」藤沢市も同様の発表と謝罪をしており、「本市といたしましても、この度の事態を極めて重く受け止めており、同法人に対して、徹底した原因究明と具体的な再発防止策の実施を厳しく求め、その履行について指導監督を行い、二度とこのような事故が起こることのないよう取り組んでまいります」としている。
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