日本ポップス界の一線を走り続けるMr.Childrenの桜井和寿さんが2026年3月29日放送の「EIGHT-JAM」(テレビ朝日系)にVTR出演、作詞・作曲について自身の考え方を語ったが、作曲にも作詞にも、ファンにはなるほどと思わせる桜井流があった。発したい声がメロディーになって浮かんでくる過去にこの番組に出演したアーティストにはミスチルを熱く語るファンが多い。その中の一人、川谷絵音さんは「作曲する時に歌詞とメロディーは同時に出てくる?それとも詩先?メロ先?」と質問した。桜井さんは「メロ先というか声先(こえせん)」。どういう声でメロディーを響かせたいかが、大事だと思う。『Again』の場合は、『期待しない方が利口です』としたように、わざと『がっ』としている。あのイメージが、歌詞のない段階からあった。そこで、苦しみなのか怒りなのか、というものを表現したかったのだろうなと思う。メロディーや声のイメージはふとした瞬間に出てくる。湯船につかって『あ~』って出るじゃないですか、あれだと思う。あれがそのままメロディーだと思っている」と話した。発したい声がメロディーになって浮かんでくる。そういう流れだと説明した。浜田省吾、吉田拓郎の曲を聴いていた歌詞についてもこだわりがある。「身近なテーマから始まって、広い視点に広げていく。そうするのがすごく好き。日本の言葉を歌う音楽がいいと思うのは、そういうところ。いきなり冒頭で宇宙のことを言っても、なんだ、この歌はとなるが、そうしないで、『君が持ってる紙コップ』から始めて宇宙まで広げていく。どこまでリスナーのイメージを引っ張って巻き込んで連れていくかというのは、歌詞を作る作家として楽しいですね」洋楽はほぼ聴かなかったという。浜田省吾をはじめ、吉田拓郎の曲を聴いていたという。「ネガティブ、負の感情ベースというか、どこか内省的なところを(自身の歌に)含んでいるのは僕が聴いていた音楽の影響が多分にある」と話した。(ジャーナリスト佐藤太郎)
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