混迷するイラン情勢のなかで、アメリカ軍がイランへの地上侵攻のための準備をしていることが2026年3月30日放送の「大下容子ワイド!スクランブル」(テレビ朝日系)で取りあげられた。長崎・佐世保基地のアメリカ海軍強襲揚陸艦「トリポリ」など約3500人規模が中東に到着したと伝えられたが、地上作戦の目的地として原油輸出の要衝であるカーグ島やホルムズ海峡にある軍事拠点のララク島などが検討されているという。トランプ大統領は、米中首脳会談の前に片付けたい対するイラン側の動きとして、100万人規模の戦闘員に加え、革命防衛隊や民兵組織などに入隊希望者が増えていることを報じる。アメリカの地上侵攻に対してイランの中央司令部報道官は「ペルシャ湾のサメの餌食になるだろう」と答えており、激戦化が予想される。MCの大下容子さんが地上侵攻の可能性について、元外交官で駐イラン大使も務めた齊藤貢さんに聞く。「やれば絶対にアメリカ側に犠牲者が出るが、トランプ大統領はかなり追い詰められている。もう一つ、5月に米中首脳会談があるのでその前に片付けたい。そのため、ここで陸上作戦をやってイランをやっつけると考えている。本来なら(陸上作戦は)10~20%の確率が60%ぐらいの確率になったと思う」と見通しを分析した。田中道昭氏「地上戦になると泥沼化が目に見えている」評論家の田中道昭さんは「アメリカの最大の戦略目標は今や事実上閉鎖されたホルムズ海峡を開けるかどうかだ。ホルムズ海峡を開くとなると空爆戦だけでは困難で、イランの地形を考えると、地上戦が不可避だとなっている。一方で地上戦を展開した場合にどうなるのかというところは、完全に泥沼化することが目に見えている」と話した。地上侵攻になるとそれ相応の犠牲者が出ることになる。それでもトランプ大統領は戦い続けるのか。(ジャーナリスト佐藤太郎)
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