米国トランプ大統領の支離滅裂な発言や書き込みで世界の石油供給が混乱しているなか、高市早苗首相は2026年4月7日の会見や国会答弁で、「年を越えて石油の供給を確保できるメドがついた」「今すぐ節約をしてくださいと申し上げる用意はない」と言い切った。石油はまったく心配ありませんと楽観的なのだけれど、作家の真山仁氏は4月7日放送の「news23」(TBS系)で、「メドついたというけど、どんなメドなのか」と心配した。「すごく値段が跳ね上がっているはず。そんなおカネがどこにあるか」真山氏は「メドっていっても、(輸入できそうな石油が)あるってわかっただけなのか、ちゃんと購入契約ができているということ(なのかはっきりしない)。それと、確保していても、ものすごく値段が跳ね上がっているはずですよね。そんなおカネがどこにあるかっていうこと」と指摘した。高騰した石油はこれから国民生活を直撃する。真山氏は「本当はですね、こういう場合は、まず国民に節約を求めることから、他の国は始めているのに、節約しなくていいといっている。ガソリンの補助金も(これからも)出そうとしている。ものすごい高い石油をこれから買わないといけないときに、ちょっとおカネの使い方、これでいいのかなというのは、かなり心配ですね」」と、高市内閣の石油危機への対策は的外れだと批判する。「責任ある積極財政、この言葉の意味を、ちゃんと考えているのか」節約生活を呼びかけると、高市首相が掲げる積極財政経済の足を引っ張るというのがあるのだろうが、真山氏は「もう少し、責任ある積極財政、この言葉の意味を、これ(石油)に絡めて、ちゃんと考えているのか、高市総理に聞いてみたいところですね」と皮肉った。ところで、「年明けまでのメドがついた」ということは、備蓄を使い果たしたその先はどうなるかわからないということのようだ。(シニアエディター関口一喜)
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