若手の台頭が待ち望まれる巨人で、気がかりなのがプロ6年目の中山礼都だ。
外野の定位置争いが激しい巨人、存在感を示せるか
2026年シーズン、「6番・右翼」で自身初の開幕戦スタメン出場を勝ち取った。だが、4試合で13打数1安打と快音が出ず、その後はベンチスタートの試合が増えている。
8試合出場で打率.136、0本塁打、1打点。他球団の首脳陣は「長打力があるし、ミート能力もある。外野の守備範囲も広いですしいい選手ですよ。打撃不振の時期は誰でもありますし、我慢しても起用し続ける価値がある選手だと思います」と高評価を口にする。
本職は内野だが、昨年のシーズンの後半に外野で試合に出続けた。103試合出場で打率.265、7本塁打、32打点と、プロ5年目でいずれも自己最高の成績をマーク。ウエイトトレーニングに熱心に取り組むことで知られ、分厚くなった肉体から強烈な打球を広角にはじき返す。
今年は外野手登録となり、攻守の中心選手として期待が大きい。オープン戦で打率.310と好調だったが、開幕後は安打を積み重ねられない。昨年の活躍を踏まえて、他球団のバッテリーのマークが厳しくなっていることは、打撃に当然影響しているだろう。ボール球に手を出して、ストライクゾーンの甘い球にバットが出ない打席が目立つ。
巨人は外野の定位置争いが激しい。11試合を消化して右翼は中山のほか、佐々木俊輔、丸佳浩、若林楽人、平山功太と早くも5選手がスタメンで起用されている。
中京大中京で同級生の高橋宏斗は中日のエースとなり、WBCに2大会連続出場と順調にステップアップしている。中山も負けられない。
(中町顕吾)