最下位に低迷している中日に故障者が続出している。
岡林勇希が2026年4月4日に「右太腿裏の肉離れ」で登録抹消されると、メジャー通算162発で今季新加入のミゲル・サノーも14日の広島戦(豊橋)で走塁中に負傷交代し、「左足肉離れ」で戦線離脱した。昨年復活した上林誠知も右足を痛めて開幕2軍スタートとなっている。
ルーキー花田旭、ベテラン高橋周平が奮起
ただ、他球団の関係者は「中日は選手層が厚いですよ。他の球団なら大きな戦力ダウンになるけど、主力の穴をカバーできる選手たちが出てきている」と指摘する。
その筆頭格が、ドラフト6位で入団したルーキーの花田旭だ。ファーム・リーグで3本塁打をマークすると岡林に代わって1軍に昇格した。
デビュー戦となった4月4日のヤクルト戦(神宮)から3試合連続マルチ安打をマークすると、11日の阪神戦(バンテリンドームナゴヤ)では2点差を追いかける3回2死で阪神の左腕・伊原陵人の直球を逆方向の右翼に運ぶプロ初アーチ。今年から新設されたテラス席に叩き込んだ。
ベテランの奮起も光る。14日の広島戦で負傷交代したサノーに代わって途中出場した高橋周平が4回に中前打、5回2死一、三塁で右前適時打を放つと、8回にも中前打で1年ぶりの猛打賞を記録。一塁の守備でも3回に森下暢仁の打球をダイビングキャッチで好捕し、攻守で勝利の立役者になった。
花田、高橋周の活躍はファームで準備していた選手にとっては大きな刺激になる。開幕2軍スタートだった鵜飼航丞、クリスチャン・ロドリゲスも1軍に昇格した。チームを勢いに乗せる働きが期待される。
(中町顕吾)