小泉進次郎防衛相による自衛隊関連のSNS発信が、相次いで波紋を広げている。つい最近も自民党大会で投稿した写真を削除する騒動があったばかりだが、今度は自衛官を「軍人」と表現。「言葉が軽すぎる」「失言レベルの話じゃない」との批判が相次いでいる。
「軍人同士の友情も日豪関係の特筆すべき力です」
小泉氏は2026年4月18日、訪問先のオーストラリアでリチャード・マールズ副首相兼国防相と会談。インド太平洋の安全保障で両国の連携を確認し、共同会見では「自由で開かれたインド太平洋と法の支配を守り、新たな戦争を起こさせないため、共同で抑止力を高める」と強調した。
さらに4月19日には自身のX(旧Twitter)にマーク・ハモンド海軍中将と握手する写真を公開。2人の間には齋藤聡海上幕僚長も笑顔で写っており、小泉氏は「私とマールズ副首相兼国防大臣の関係に加え、軍人同士の友情も日豪関係の特筆すべき力です」と記した。
だが、この「軍人」という表現が波紋を呼ぶことに。Xでは「防衛相が『軍人』とオフィシャルに言ってしまった」「ひょっとして国民に『自衛隊=軍』って刷り込みをしたいのかな?」などと炎上状態になっている。
政治学者の五野井郁夫氏(高千穂大教授)は自身のXで「自衛隊を『軍人』と言うか『国防関係者』と言うかは、かなり大きな違いだと思います。前者は改憲後に自衛隊を『軍隊』と書き込んだ後に言うことですので、現行憲法下でなし崩し的にこうした雑な表現をされると大変困惑しますね」と苦言。一方、小泉氏は4月21日の記者会見で「トップレベルの交流、部隊間協力で積み上げられてきた『Military to Military』の関係を分かりやすく国民の皆様に伝える観点で表記した」と釈明した。