「頭が真っ白に...」電車内でベビーカーの子どもの手がドアに引き込まれた パニックに...その時、周囲がすぐ

乗客が助けてくれたおかげで大事には至らず

   そのとき、近くにいた乗客がすぐに動いた。男性2人がドアの隙間をつくろうと手を貸し、さらにホームにいた女性も状況に気づいた。

「車掌さんに向かって、『電車を動かさないでください』と大きな声で伝えてくれました」

   周囲の連携により、電車は発車せず、娘の手も無事に戸袋から抜くことができた。大きなケガはなかった。手は赤くなっていて、汚れがついていたという。

   その後、駅員に案内され、駅の控室で手当てを受けながら休憩することになった。

「少しずつ落ち着くことができました。とっさに助けてくださった方々には、本当に感謝しています」

   田中さんはこの経験を振り返り、ドア付近の危険性を実感したと話す。

「これまでは、ベビーカーが邪魔にならないようにすることばかり考えていましたが、場所によっては『別の危険性』あると分かりました」

   電車のドア付近には注意喚起の表示があるが、実際に危険を意識する機会は多くない。ベビーカーを利用する際は、周囲への配慮とともに、安全な位置を意識することも重要といえそうだ。

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