クマは市街地にも出るのは当たり前、そう思っていたほうがよさそうだ。2026年4月29日放送の「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)は、出没情報が各地から寄せられている"春グマ"の実態をとりあげたが、宮城県仙台市では市街地の神社や公園で休憩していた。地元出身の番組のコメンテーター、玉川徹さんは「あそこがクマの生息域ですか」と驚く。専門家「市街地慣れしたクマである可能性が高い」今月中旬、仙台市の中心部にある青葉区に1メートルを超えるクマが徘徊、その後捕獲された。防犯カメラの映像からクマの生態に詳しい岩手大学農学部准教授の山内貴義さんは「市街地慣れしたクマである可能性が高い。街中にある神社や公園で休憩しながら市街地に移動してきた。街中に出てくるクマは人間活動の時間帯をちゃんと把握しているので、そういった時間帯を避けて行動する」と話す。山内さんは今回のクマも青葉山から出てきた可能性を指摘する。近隣住民も「街中に近いのでまさかこんなところに出るとはと驚きはあった。(クマの出没は)完全に他人事だと思っていた」と話す。「エサがなければ行動域は一気に広がる」宮城県出身で仙台市の高校に通っていた玉川さんは「ありえない場所ですよ。(クマが徘徊していた)マンションの映像ありましたよね、すぐ隣に東北大学医学部の附属病院がある場所で、全くの中心部。もう一つ驚いたのは青葉山が生息地だったということ。『えっ』と思いましたよ。僕の高校の校歌でも『青葉の山、広瀬の流れ』という歌詞があるぐらいで、別に遠いところにある山じゃない。市街地に隣接している小高い程度のところで、そこが(クマの)生息域ですか」と話す。山内さんは「そこに定住しているわけではないが、エサを探して生息範囲を広げている。(クマは)生息範囲を常に広げようと考えているので、エサがなければ行動域は一気に広がります」と言う。「まさかこんなところに」というのが、クマ出没に関してはもはや通用しない。(ジャーナリスト佐藤太郎)
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