東京・神田にある1884年創業の老舗ケーキ店「近江屋洋菓子店」が2026年4月30日にXを更新した。中東情勢の影響でオリジナルデザインの「ケーキ箱」の仕入れが止まり、無くなり次第、しばらくは無地箱で提供すると報告している。詳しい現状を取材した。
焼き菓子用の透明フィルムもストップ「個包装ができなくなるので困っています」
近江屋洋菓子店では、人物などのイラストがパステル調で描かれたオリジナルケーキ箱を使用している。今回はXで「中東の影響から様々な物の仕入れが止まっています」と切り出し、下記のように伝え、注目されている。
「近江屋洋菓子店も実はオリジナルのケーキ箱の仕入れが止まっており、今日明日で底をついてしまう予定です。無くなり次第しばらく無地のお箱でのご用意になります。何卒ご容赦の程お願い致します。1日でも早く平和が訪れる事を願います」
同店は30日にJ-CASTニュースの取材に応じ、これまでオリジナル版は約1万箱弱を仕入れていたとし、仕入れが止まった経緯を「中東もろもろの影響から資材が入るのが遅くなって尚且つ価格改定も重なり製造スケジュールが間に合っていないようです」と説明した。再開見込みは「来月にはある程度入ると聞いています」とのこと。
ほかの影響に関しては、「焼き菓子を梱包している透明なフィルムが現在ストップしております。個包装ができなくなるので困っています。こちらもどうにか今月中には入りますが、次回以降未定と言われています」と明かした。
現時点で無地の箱は仕入れられるようで「箱は無地が手に入れば影響が少ない」とみている。一方、「焼き菓子のフィルムがなくなってしまいますと売り上げには大きく影響すると思います」と述べた。このような事態に「現状は困ってはいますが、代替品等でなんとかなっているので試行錯誤して続けていきたい」としている。
中東情勢の緊迫化でホルムズ海峡が事実上封鎖されて以降、原油供給の不安定化が問題となっている。飲食業界もあおりを受け、例えば3月12日には山芳製菓の「わさビーフ」が一時製造停止、4月29日には中華料理チェーン「ぎょうざの満洲」がプラ製トレー入りの「冷蔵生ぎょうざ(12個入)」を関東店舗で販売休止するといった動きが出ている。
中東の影響から様々な物の仕入れが止まっています。
— 神田近江屋洋菓子店 ???? (@omiyayogashiten) April 29, 2026
近江屋洋菓子店も実はオリジナルのケーキ箱の仕入れが止まっており、今日明日で底をついてしまう予定です。
無くなり次第しばらく無地のお箱でのご用意にりなります。
何卒ご容赦の程お願い致します。
1日でも早く平和が訪れる事を願います。 pic.twitter.com/nFceRpkMRe