北海道・旭山動物園の焼却炉に妻の遺体を遺棄した疑いの事件は2026年4月30日、動物園職員鈴木達也容疑者(33)の逮捕に至り、同日夜放送の「newszero」(日本テレビ系)では、逮捕までのいきさつなどを報じた。番組では鈴木容疑者はレッサーパンダやカバなどを担当していたといい、来園者に向かって説明している容疑者の様子がVTRで流された。焼却炉から遺体の一部が見つかった可能性鈴木容疑者は動物園の焼却炉で妻の遺体を遺棄したとして任意で事情聴取を受けていた。焼却炉から遺体の一部が見つかったことで、逮捕に至ったとみられる。妻の殺害をほのめかす供述もしているという。ただ、逮捕容疑は、死体遺棄ではなく死体損壊容疑である。なぜ、本人が「遺棄した」と供述しているのに損壊容疑なのか。動物園によると、妻の遺体を遺棄したとされる焼却炉は死んだ動物を燃やすためのもので、骨が灰になるほどの火力があるという。その焼却炉から遺体の一部が見つかったことから、逮捕という急展開となったとみられる。警察はなぜ「死体損壊容疑」を適用したのか番組では、元神奈川県警捜査1課長の鳴海達之さんが「死体遺棄容疑を適用するには、死体が出てこないと難しい。損壊に関わる何かが焼却炉の中から出てきたならば、死体損壊(容疑)で持っていける(逮捕できる)と踏んだのではないか。死体損壊は遺体が正規の手続きを経ないで火葬されたことを立証すればいい。(逮捕の)ハードルは若干下がる」との見方を話した。今後の捜査のポイントについて鳴海さんは「容疑者の話の内容がどれだけ裏がとれて、どれだけ秘密の暴露があるのかがポイントになる」と言う。真相は依然、不明のままだ。(ジャーナリスト佐藤太郎)
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