山菜採りのシーズンまっただ中にクマとの遭遇が危険視されている。2026年5月10日放送の「有働Times」(テレビ朝日系)に出演した専門家は、タケノコはクマの大好物だと話し、山菜採りには十分注意するように注意を促した。
映し出された、ゆうゆうと草を食べている姿
山菜採りのさなかにクマと遭遇、被害にあったケースが出始めている。山形県では5月に入って、酒田市、朝日町、上山市で死傷者が出ている。5月7日には岩手県八幡平市で69歳の女性が山菜採りに出かけ、遺体で発見された。女性の顔にはクマのものとみられるひっかき傷があったという。八幡平市は「緊急事態宣言」を出し、山菜採りで山に入ることを控えるよう呼びかけている。地元の人にとって山菜採りは収入源の一部でもあり深刻な事態だ。
番組は独自に赤外線カメラを搭載したドローンをとばし、周辺を探索した。すると遺体発見場所から約400メートル離れた場所でカメラにツキノワグマが写っているのが確認された。女性を襲ったクマかどうかは不明だが、ゆうゆうと草を食べている姿が映し出されていた。
山の方へ行ったところで、出会い頭に遭遇する恐れ
クマの生態に詳しい岩手大学農学部准教授の山内貴義さんは「今の時期、新芽であるとか山菜というのを好んで食べるので、タケノコを探していたのかもしれない。クマの大好物です。山菜は標高の低い方が暖かいので、そこからだんだん上のほうへ生えていく。山の方へ行ったところで出会い頭に遭遇する」と話した。クマ対策として山内さんは人間の存在を知らせることが大切だという。「鈴とかラジオとか場合にはよっては笛を持って行くこと。クマと至近距離に遭遇した時に対処できるようにクマ撃退スプレーを持って行くことが重要」と話す。
登山だけでなく、山菜採りも細心の注意を払わなければいけない。
(ジャーナリスト 佐藤太郎)