駅員の知人が何らかの方法で開錠、その後は施錠機能を強化
その説明によると、動画が取り上げられた翌日の5月1日に20代の男性社員から申告があり、乗務員室侵入が分かった。
この社員は、当時駅員をしており、同じ鉄道ファンの知人とその友人の3人が侵入や動画撮影に関わっていた。
1つ目の動画は、知多新線の特急内で14時ごろに撮影され、車掌は、施錠して巡回に出ていたという。知人が何らかの方法でカギを開け、社員は、開錠のアドバイスはしていないという。2つ目の動画は、愛知県内の名古屋本線を走る快速特急で同じ日の20時ごろに撮影されたとした。
室内では、知人が警笛を鳴らしただけで、それ以外の機器は操作しておらず、列車の運行に支障はなかった。
2ケースとも、車掌らは警笛などの異変に気づかなかったという。今回の社員は、「その場の雰囲気に流されてしまい、知人を制止できなかった」として、反省の弁を述べているという。
名鉄では、社員について、「社内規定に基づき、厳正に処分を行う予定です」と述べた。1日には、愛知県警の半田署に相談したことも明らかにした。
23年発覚の事件には、社員は関わっていないというが、乗務員室のカギが開けられていた。名鉄では、この事態を受けて、乗務員室の施錠機能強化を進めていると説明した。セキュリティ上の理由から、機能についてはお答えできないという。また、乗務員室に立ち入らないよう注意喚起するステッカーも車内に貼り出しているとした。事件以降は、乗務員室侵入は起きていないとしている。
愛知県警の半田署は12日、「名鉄から相談を受けており、適切に対処しています。個別の案件ですので、これ以上のお答えは差し控えます」と取材に答えた。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)