X上で、国立大学法人・新潟大学の「事務局」を名乗り、かねて学生に扮してフォロー関係にあるユーザーらを「監視」していたと告げるような投稿が波紋を広げている。
真偽を疑う声も出る中、同学は取材に、「本学事務局が当該アカウントを運用している事実は確認されておりません」と答えた。現時点で当事者を特定する予定はないという一方、職員を名乗る行為が続くなど場合によっては適切な対応を検討するとしている。
「本学として、職員が学生になりすました形で情報収集を行うことはなく」
波紋を広げたのは2026年5月12日、開設2か月ほどの公開アカウントが突如として「新潟大学事務局」を自称し、「実はこちらのアカウントで大学1年生のフリをしながらあなた方のアカウントを監視させて頂いていました」と投稿したこと。
苗字も名乗り、「このアカウントがFF(編注:フォロー・フォロワー)の方は普段のツイートでおおよその特定は完了いたしました。後日学務情報システムから個々人に連絡が行くと思われます」と記していた。
投稿を受けてXでは、「大学側で監視とかあるの?」「やばくないこれ?」「新潟大学の関係者だとしたらめちゃくちゃキモい」「悪戯なら普通に新潟大学への業務妨害で部署と名前使ってるから名誉毀損もありえる」「どっち?ネタ?」などと話題に。元投稿は削除されたものの、削除前には数千件超の「いいね」を集めるほど注目されたとみられる。
実際の関係について、新潟大学の広報事務室は13日にJ-CASTニュースの取材に応じ、「本学事務局が当該アカウントを運用している事実は確認されておりません」と答えた。下記のようにも説明している。
「また、本学として、職員が学生になりすました形で情報収集を行うことはなく、そのような行為は、本学のコンプライアンス及び倫理上の観点からも適切ではないと考えております」
なお、同日に問題のXアカウントは、先の投稿はFFと交流するためのもので「全て嘘」だったとしながら謝罪した。
大学「重く受け止めております」、対応は?
広報事務室は今回の事案に「本学関係者を装ったアカウントが確認されたことを重く受け止めております」といい、対応方針を下記のように説明している。
「現時点では、当該投稿に関連して重大な被害等は確認されておらず、現段階において、発信者情報開示請求等を行い、当事者を特定する予定はございません。
一方で、今後、本学職員を名乗る行為が継続され、本学または学生を含む構成員の名誉や信用を損なう行為が確認された場合には、必要に応じて、関係機関とも連携しながら適切な対応を検討してまいります」