VTuber事務所「ホロライブプロダクション」を運営するカバーが開発を手がけていたバーチャル空間プロジェクト「ホロアース」をめぐり、公式Xアカウントが2026年5月14日、サービスの終了予定を発表した。
「今後のサービス提供について慎重に検討を重ねた結果」
「ホロアース」は、「アニメルックの世界観に没入できるメタバース」として展開されている仮想空間サービスだ。
14日の発表では「重要なお知らせ」として、サービスの終了予定を明かした。
「このたび #ホロアース は、誠に勝手ながら 2026年6月28日(日)21:00をもちまして、サービスを終了させていただくこととなりました」
公式サイトでは、サービス終了の理由について「サービス開始以来、多くの皆様に支えられながら運営を続けてまいりましたが、今後のサービス提供について慎重に検討を重ねた結果、本決定に至りました」と説明した。
発表をもって「有料ホロコイン」の販売を停止し、ゲーム内でオリジナル商品を販売できる「ホロアースマーケットプレイス」の新規登録や審査・編集も停止。6月3日に公式有料アイテムやクリエイターアイテムの販売を停止する。なお、公式無償アイテムはサービスの終了まで販売を続けるという。
未使用の有償ホロコイン及びクリエイターポイントについては、サービス終了後の6月29日から9月30日まで、払い戻しを受け付ける。
「面白いのはライバーさん個人であってカバーの社員じゃない」
プロジェクト責任者の福田一行氏は、「ホロアース プロジェクト責任者からのメッセージ」で、「これまで応援してくださった皆様のご期待にお応えできなかったこと、プロジェクトの責任者として、心よりお詫び申し上げます」と謝罪した。
本サービスをめぐり、「サービスという形はここで一区切りとなりますが、ホロアースで生まれた体験やつながりが、皆様の中でふとしたときに思い出されるような、そんな記憶として残っていれば、これ以上の喜びはありません」としている。
サービス終了の報告に、ファンからは「ホロアース、終わってしまうのか...国産メタバースとして数少ない期待の星だっただけに残念...」などと惜しむ声もある一方、「ホロライブに求められているものとカバーがやりたいことのズレを感じますねー 面白いのはライバーさん個人であってカバーの社員じゃないという自覚は持った方がいいんじゃないかな」など、厳しい意見も少なくない。
25年10月には「飯塚幸三元受刑者」想起させるNPC実装し波紋
なお、同サービスをめぐっては25年10月23日のアップデートで追加されたNPC「コウゾーさん」のスクリーンショットがSNS上で拡散。立ち姿や衣類、セリフなどから、11人が死傷した池袋暴走事故で車を運転していた飯塚幸三元受刑者=24年に93歳で死亡=を想起させるものではないかとの指摘が相次ぎ、批判の声が上がっていた。
ホロアース公式Xは11月25日、当該NPCについて「実在の人物を想起させる表現が含まれていることが確認されました」とした上で、削除したことを報告。「制作過程において特定の人物を意図した事実はございません」「公開前の確認体制において不十分な点があり、外見・名称の設定において、結果として実在の方と類似する点が生じておりました」と説明していた。
【重要なお知らせ】
— ホロアース (@Holoearth_JP) May 14, 2026
このたび #ホロアース は、誠に勝手ながら
2026年6月28日(日)21:00をもちまして、サービスを終了させていただくこととなりました
ご利用いただいたすべての皆様に、
心より感謝申し上げます
詳細は下記お知らせをご確認くださいhttps://t.co/e2X1dWGeSK pic.twitter.com/kkCkg2POrv