電車や新幹線では、座席の使い方をめぐるトラブルがたびたび起きている。とくに長距離移動では、隣席との距離が近いぶん、小さな行動でも大きなストレスにつながることがある。
都内在住の中村彩名さん(仮名・30代)は、関西方面から東京に向かう新幹線で、思わぬ出来事に直面した。
不自然な姿勢で移動する羽目に
仕事が多忙のため寝不足が続く中、中村さんは、少しでも休もうと指定席を予約して乗車した。車内で仮眠を取るつもりだった。
「移動中くらいは、ゆっくりできると思っていました」
しかし、座席に着いた直後、その期待は崩れたそうだ。隣に座っていた中年男性が、足を大きく広げていたのだ。
三列シートの中央席に座る男性の足は、通路側にある中村さんのスペースにまで入り込んでいたという。
「普通に座ることができなくて、体を斜めにするしかありませんでした」
片足を通路側に出すような不自然な姿勢が続き、次第に疲労感も増していったようだ。
「指定席の料金を払っているのに、どうしてこんな状態で我慢しないといけないのかと思いました」