なぜ高市首相は「Zoom会議音声」を確認しないのか 官房長官会見でも質問続出、釈明に追われる

   高市早苗首相が2026年6月4日の衆院予算委委員会で、自身の陣営が自民党総裁選などで対立候補を中傷する動画を作成したとする週刊文春の一連の報道を巡り、同誌が新たに公表した「会議音声」を確認せず、文字起こしで内容を把握する場面があった。

   木原稔官房長官も同日午後の定例会見で、記者の質問に答える形で高市氏の対応について言及した。

  • 高市早苗首相(2026年2月撮影)
    高市早苗首相(2026年2月撮影)
  • 衆院インターネット審議中継より
    衆院インターネット審議中継より
  • 木原稔官房長官(25年12月撮影)
    木原稔官房長官(25年12月撮影)
  • 高市早苗首相(2026年2月撮影)
  • 衆院インターネット審議中継より
  • 木原稔官房長官(25年12月撮影)

衆院予算委委員会でのやり取り

   週刊文春は4月29日付の記事で、25年秋の自民党総裁選期間中に、小泉進次郎衆院議員や林芳正衆院議員を中傷する動画がSNS上に投稿され、こうした動画を高市陣営が作成していたと報じた。一方で、高市氏側は関与を否定しているとも記している。

   その後も同誌は中傷動画の作成・拡散疑惑を報じ続け、文春オンラインで公開された6月3日付の記事では、高市氏の公設第一秘書と、動画を作成したとされる人物らが25年12月に開いた「Zoom会議」の音声を公開していた。

   中道改革連合の伊佐進一衆院議員は4日、この音声が公設秘書本人かどうか確認してほしいと事前通告をした上で高市氏に質問した。

   だが高市氏は、会議音声そのものを確認していなかった。その後、中道改革連合の長妻昭衆院議員への答弁では、「有料のものを他人に聞かせてはいけない』という規約に抵触してはいけないかと思い、文字起こしをしてもらった」とした上で、音声の内容を確認したことを報告した。

   高市氏は続けて、「広く国民の声を聞くためにどうしたらいいのか」という内容だったと説明し、「他候補を批判する動画の作成や、それ(編注:批判)を広げてくれとか、そういった内容ではない」としている。

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