中日が2026年5月4日のソフトバンク戦(バンテリン)で1-2と敗れ、5連敗。借金が今季ワーストの16にふくらんだ。
「気になるのは選手の守備位置、打順が定まらないこと」
先発の金丸夢斗は責められない。初回に先頭打者・正木智也の三ゴロを福永裕基が一塁に悪送球。2死三塁で栗原陵矢に先制の17号2ランを浴びたが、その後は立ち直って7回6安打2失点の粘投を見せた。
だが、打線が13三振を喫するなどつながらない。最大の山場は6回だった。1点を返してさらに1死満塁の好機でボスラー、石伊雄太が連続三振。ボスラーは5月の月間打率.187と打撃不振で、6月に入っても安打が出ていなかったが、井上一樹監督は本職でない右翼で起用。6回の好機で石川昂弥、鵜飼航丞、高橋周平が代打で控えていたが、指揮官は動かなかった。この決断が裏目に出る形となり、ボスラーは4打数無安打3三振とブレーキになった。
中日OBは「ボスラーは完全に打撃のバランスを崩している。スタメンで起用する水準に達していないし、6回の場面は結果論ではなく代打を送るべきでした。気になるのは選手の守備位置、打順が定まらないことです。ボスラーは一塁、三塁、右翼を守っていますが、打撃の状態が上向かない時に不慣れなポジションを守ると、精神的に大きな負荷がかかる。突貫工事のようなオーダーだと、選手たちはどんな野球をしたいのかイメージが共有できない。借金が積み重なるのは必然と言えます」と手厳しい。
SNS上でも、「不可解な采配が多すぎて我慢の限界です」、「選手の責任にしないで自分の采配を見つめ直してほしい」と井上監督に批判的なコメントが目立つ。交流戦は4連勝と好スタートを切ったが、その後に5連敗とダメージが大きい。巻き返しに向けて課題は山積みだ。
(中町顕吾)