辺野古沖の小型船転覆事故で文科省が初めて教育基本法違反を認定したことについて2026年6月4日放送の「プライムニュース」(BSフジ)で元大阪府知事の橋下徹さんと経済思想家の斎藤幸平さんがそれぞれの考えを述べたが、この「事件」で教育現場が消極的にならないようにと心配していた。
橋下氏「沖縄は平和学習体験の宝庫」
番組は、「安全管理」と「平和学習」の2点に焦点をあてて議論を進める。
橋下さんは「(ヘリ基地)反対協議会の人たちが本当に子どもたちを抗議船に乗せて体験をさせたいのなら免許をとりなさい、ちゃんと人を乗せて報酬をとれるような免許をとって、車でいうところの緑ナンバーをつけた抗議船を出せばいい。ここで政治的な立場ですぐにアウトというのではなくて、むしろ体験させることがよっぽど重要。沖縄は平和学習の宝庫なんだから。なぜ米軍基地と自衛隊基地に修学旅行で行かせないのか。営業ナンバーを持つぐらいの安全確保ができているいわゆる遊覧船のような船があったとして、そういうところに体験させるなら米軍基地は絶対重要。もちろん沖縄戦で亡くなられたご遺族に話を聞くなども大切だが、なぜ米軍基地があるのか、考えてもらう」と話した。
沖縄修学旅行はなぜ重要か「基地の問題は現在進行形」
斎藤さんは「沖縄に行くことの何が大事かというと、基地の問題は現在進行形で続いているからです。沖縄に米軍基地が7割集中している基地に行って見ることはすごく大事だと思う。私が一番恐れているのは、こういうところに行くと批判されるから、じゃあ修学旅行ではこういうところに行かないようにして、ひめゆりの塔だけにしましょうみたいなふうになってしまう、いわゆる萎縮してしまうことです」と話した。
平和をどう生徒に教えるか。今回の事故は、教員自身が「平和教育」を問うきっかけにもなりそうだ。
(ジャーナリスト 佐藤太郎)