立憲民主党の古賀千景参院議員による「自衛隊に行く子どもたち」をめぐる発言が波紋を広げている中、古賀氏による過去のX投稿が注目を集めている。
「私も教えた子がいっぱい自衛隊にいるんです。いっぱい苦しんでますよ」
古賀氏は2026年6月15日の参院決算委員会で、防衛省が作成した子ども向けの冊子「まるわかり! 日本の防衛~はじめての防衛白書2024」に関する質問を行った。
教員でもある古賀氏は、日本教職員組合(日教組)の特別中央執行委員を歴任し、現在は組織内議員を務めている。
自身の経歴を踏まえ、「学校における平和教育の大切さは、私もやってきた(から理解している)」などとした上で、冊子の内容に疑問を呈した古賀氏。
「私も教えた子がいっぱい自衛隊にいるんです。いっぱい苦しんでますよ」と主張し、「わかってほしいのは、自衛隊に行く子どもたちって、経済的に厳しい子どもたちが行くんですよ。豊かな子どもたちは自衛隊とかなりませんよ!」と声を張り上げた。
「連絡を取ると今、自衛隊で働いていました」「夢、叶えたね」
小泉進次郎防衛相は、古賀氏の質問に「自衛官の子どもたちへの配慮に欠ける発言だったのではないでしょうか?」と反論。 「全くそういうことはありません。これは事実誤認だと思います」と厳しい表情で応じた。
古賀氏は問題の発言について「撤回する」としていたものの、SNSでは一連のやりとりを映した切り抜き動画が拡散され、「差別発言ではないか」などと怒る声が相次いだ。
こうした中、にわかに注目を集めているのが、古賀氏による21年11月11日のXポストだ。
古賀氏は「18歳の教え子が事務所に電話をしてきて『驚かせたいから、名前を言いません!』って電話番号を伝えたそうです」とかつての教え子から連絡があったことを報告。
「連絡を取ると今、自衛隊で働いていました。以前からブルーインパレスが大好きで、よく基地へ見に行っていました。夢、叶えたね」とし、「他の子の今の様子も教えてくれてとても楽しい時間でした」と振り返っていた(原文ママ)。
「教え子が自衛隊にいることを好意的に伝えていたのですが......」
SNSでは、古賀氏の決算委員会での発言と照らし合わせ、「教え子が知ったらどう思うか」などと嘆く声が寄せられた。具体的な年齢を明かしての投稿に、「同級生には、当該の教え子が誰かわかってしまうのでは」との指摘も上がっている。
NHKから国民を守る党の浜田聡前参院議員も、この投稿を引用し「古賀千景議員の2021年11月のポストでは、教え子が自衛隊にいることを好意的に伝えていたのですが...」と困惑を示している。
なお、古賀氏は同日夕、自身のXを更新し「本日の決算委員会質疑において、私の発言の中に、配慮を欠いた不適切な表現がありました」と投稿。
「問題意識を表現するにあたり、不適切な例示を含む配慮を欠いた発言をしてしまいました」とした上で、「当該発言につきましては、その場で撤回いたしましたが、関係者の皆様をはじめ、多くの方々に不快な思いをおかけしましたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪していた。