「卵やヒナの状態で巣を壊したりすれば、鳥獣保護法違反」
傷ついた野鳥の救護などをしている新潟県の施設「愛鳥センター紫雲寺さえずりの里」の担当者は6月16日、J-CASTニュースの取材に対し、保護団体の投稿は把握しているとしたうえで、こう述べた。
「卵を埋めると、浅ければ親鳥が掘って分かるので、かなり砂をかけたのではないかと思います。卵やヒナの状態で巣を壊したりすれば、鳥獣保護法違反になります。カメラを設置して破壊が分かったため、こういったことが他にあるのかは分かりません」
新潟県内でも、シロチドリは、年々減っているという。その理由としては、「海で繁殖している鳥ですので、海岸工事で埋められてしまったり、レジャー客が気づかずに巣を踏んでしまったりすることも、けっこうあると思います」と話す。こうした砂浜の環境悪化のほか、数が少なくなって外敵に襲われやすくなり、繁殖に失敗するケースが増えているのではないかともしている。
シロチドリの巣の破壊行為について、にいがた浜辺のチドリんずの渡邉キララ隊長は16日、中越地方にある海水浴場で起きたと取材に明かした。
保護柵には、鳥の巣を調査しており、すぐに離れてもらうよう呼びかける掲示をしていた。子どもにも分かるよう、ひらがなも併記したというが、それでも今回の被害が出てしまった。
トレイルカメラの角度から、巣を壊した人物を特定することは難しく、「そのため警察への通報も行えておりません」という。ただ、犯人探しではなく、シロチドリや浜辺の生きものを知ってもらうきっかけにしたいと考えていると明かした。
「今回の投稿はあくまでも、たとえ軽い気持ちであったとしても鳥の巣に何か手を加えることは犯罪ですよという注意喚起で投稿した次第です。犯人を探してとは今のところ考えていません」
(J-CASTニュース編集部 野口博之)