小泉進次郎氏、名大祭「自衛隊ブース」出展中止に言及「災害派遣の活動紹介すら...」 防衛省も「極めて遺憾」

   小泉進次郎防衛相は2026年6月16日にXで、名古屋大学の学園祭「名大祭」で、出展が予定されていた「自衛隊ブース」が直前に中止された問題について言及した。防衛省のXはこの問題について、「極めて遺憾であり、重く受け止めています」とコメントしている。

  • 小泉進次郎氏(25年9月24日撮影)
    小泉進次郎氏(25年9月24日撮影)
  • 防衛省のX(@ModJapan_jp)より
    防衛省のX(@ModJapan_jp)より
  • 小泉進次郎氏(25年9月24日撮影)
  • 防衛省のX(@ModJapan_jp)より

理解促進のため「丁寧に調整を重ねながら準備」

   「名大祭」の公式サイトによると、13日に自衛隊車両展示や防災知識の紹介といった内容の企画を行う予定だったが、12日に「諸事情により開催を中止することとなりました」と発表された。

   防衛省公式Xは16日、この問題についてコメントした。

   投稿によると、今回予定されていた展示は、自衛隊愛知地方協力本部が名大祭実行委員会から出展依頼を受けたことで検討されたという。展示内容は、自衛隊の災害派遣活動の実態についての理解促進を目的にしていたとする。

   実行委員会の学生とともに「どのような出展が理解促進に資するかという観点から、丁寧に調整を重ねながら準備が進められてきました」と、経緯を説明した。

   しかし展示前日の12日、名古屋大学職員組合中央執行委員会が、自衛隊の出展に反対する声明を発出。名大祭実行委員会はこれを受け、「安全の確保が困難となった」などを理由に、出展中止を求めたという。「協議の結果、直前で見送られるに至りました」とした。

「大学の学園祭で自衛隊による災害派遣の活動紹介すら認めない」

   防衛省は、今回の展示の中止について、次のようにコメントしている。

「関係者間で丁寧な調整と準備が重ねられてきたにもかかわらず、直前で出展が見送られたことは、極めて遺憾であり、重く受け止めています」
「現場で準備を担ってきた隊員や関係者の努力、そして多くの方々に活動の実情を伝える機会が失われたことについては、看過できるものではありません」

   さらに、「いかなる理由があっても、学生の自由な活動や安全が損なわれることはあってはならず、同時に、多様な見方がある中においてこそ、様々な情報や現実に触れる機会が確保されることが重要です」と見解を示した。

   投稿には、展示を予定していた災害派遣に関する活動写真パネルも添えた。

   小泉氏も16日、この投稿を引用し、「大学の学園祭で自衛隊による災害派遣の活動紹介すら認めない」と言及。

   加えて、「自衛隊に無理解な発言をする野党議員」とも挙げた。立憲民主党の古賀千景参院議員による「自衛隊には経済的に厳しい子どもたちが行く」との趣旨の発言を指しているとみられる。

   小泉氏は続けて、「これからも自衛隊やご家族への理解が深まるよう、政策、発信を強化していきます」と伝えた。

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