「本当の意味での平和運動」後退を恐れる
ヤジを飛ばしていた人物らが「憲法9条改正反対」を訴えていたことに触れ、「ああいう場でヤジを飛ばすことによって、平和運動そのものに対する違和感や嫌悪感が生まれて、かえって本当の意味での平和運動・平和活動が後退したり、多くの人から避けられるような存在になることをむしろ恐れますね」ともした玉木氏。
「沖縄の置かれた特殊な歴史、特殊な位置というのは、もう十分にわかる」とした上で、「辺野古の転覆事故によって尊い若い高校生の命が失われたこともそうだが、『平和運動さえ名乗ればあらゆることが免責される』というような、戦後、平和運動がまといがちだったある種の甘え、そういったものは、今回見直していくべきではないかなと思う」とした。
「平和運動は尊いことで、決して萎縮してはならないと思うけれども、ただ平和運動ということを掲げればあらゆることが明責されるというようなこともまた間違っていると思う」とし、「そうした意味では、今回の式典でのヤジは非常に残念でした」とした。
記者は、沖縄県の玉城デニー知事に「なぜ『静粛に』と注意しなかったのか、と問うたが、回答はなかった」と語り、対応を取るべきだったのではないかと続けた。
玉木氏は「やはり静謐な環境の中で個人を悼むこと、恒久平和を誓うことが大事だと思うので、それにふさわしい環境を整えるのは、主催者の責任のひとつだと思います」と応じた。