FIFAワールドカップ北中米大会でアメリカの選手が退場処分を受けたことにトランプ大統領が介入し、異例の処分保留となった問題で、2026年7月6日放送の「報道1930」(BS-TBS)に出演したアメリカ政治に詳しい同志社大学大学院教授の三牧聖子さんは何度も首をかしげて「ついにここまで来たか」とあきれ返った。自分の利害関係、野心でトランプ大統領に忖度してしまう人たち番組はいきさつを振り返る。7月1日に行われた決勝トーナメント1回戦の米対ボスニア・ヘルツェゴビナ戦。アメリカのFWバログン選手が相手選手の足首を踏んだとしてレッドカード、次の試合は出られなくなる。ところがFIFAが出場停止を1年間保留すると発表。トランプ大統領が懇意の仲であるインファンティノFIFA会長に電話をし、処分を見直すように要請したという米紙の報道も紹介した。意見を求められた三牧さんは「このニュースを聞いて、ついにここまで来たかと。トランプ大統領に忖度する人が国内のみならず海外にも、FIFAにも誕生する。こうしたトランプ大統領の王様的な振る舞いは周りの人たちの忖度によって支えられている。この状況というのはトランプ大統領単体だけでなく、自分たちの利害関係とか野心があってトランプ大統領に忖度してしまう人たちによって成り立っている」と今のアメリカ政治の状況を指摘した。「フェアプレーって何だろうと考えざるをえない」話している間に、さらに怒りが募ってきたのか、三牧さんは「それにしてもこれはサッカーって何だろう、ここまであからさまに政治が持ち込まれるスポーツって何だろう、フェアプレーって何だろうと考えざるをえない。本当にサッカー少年少女に悪影響を及ぼしかねない。驚愕した」と話した。ニュース解説を担当している堤伸輔さんは「2028年にロサンゼルスでオリンピックが開かれるが、その時にもしかしたら同じようなタイミングで今度はオリンピックの試合をめぐってトランプ氏やその周辺が介入することが起きうる。スポーツのいろんな秩序もいよいよ崩し始めたかなという懸念がある」と指摘した。(ジャーナリスト佐藤太郎)
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