2026年7月上旬、東京・池袋駅東口の新店舗「ヨドバシカメラマルチメディア池袋」を巡り、店内で人の排泄物が見つかる事案が相次いでいるとの真偽不明の投稿がSNS上で拡散しており、同店をやゆするような投稿も後を絶たない状況となっている。ヨドバシカメラは7月10日の取材に対し、事実関係を確認できていないため、コメントを差し控えると回答した。こうした状況について、ネット上の動向に詳しいITジャーナリスト・井上トシユキ氏は同日の取材に対し、「ネットでこれだけ話題になってしまった以上、正式なコメントを出さざるを得ない」と説明。10日時点での同社の対応は「良くないと思います」と指摘した。「真正面からの対処」を勧める「ヨドバシカメラマルチメディア池袋」は6月30日にオープンしたばかり。公式サイトによると、地下1階から地上6階の7フロアで構成される関東最大級の店舗だと紹介されている。こうした中、ヨドバシ池袋店の店内で人の排泄物が見つかったとする7月4日のX投稿がSNS上で拡散。翌5日にも同様の事案が起きたとする別の投稿が注目を集め、その後も同種の事案を報告する投稿が相次いでいる。この件に対し、10日19時時点で、ヨドバシカメラは正式見解を公式サイトなどを通じて発表していない。J-CASTニュースの取材に対しても、コメントを差し控えるとした。そのため、店内での衛生上のトラブルを報告する投稿について、10日19時時点で事実関係は直接確認されてない。一方SNS上では、ヨドバシ池袋店をやゆするような投稿が続出する事態となっている。前出の井上氏は、ヨドバシカメラが正式見解を出さないことにより、「現在SNS上で悪ふざけや大喜利みたいな状態になっている」と分析。「ネットでこれだけ話題になってしまった以上、正式なコメントを出さざるを得ない」と指摘した。事実ではないならば明確に否定するべき正式なコメントを出さないのは「良くないと思います」と井上氏。「現状ブランドイメージが毀損されている」「ヨドバシ池袋店を利用する外国人にも今回の話題が広がると、同店の利用を避けようとする人も出てきて、ビジネス機会の損失につながる可能性がある」と話した。今回のような場合、「当社に対する誹謗中傷に対し、法的措置も辞しません」といった姿勢を示しても事態は収まらないという。衛生上のトラブルが事実なのであれば、その内容や今後の対策を公表すべきであり、事実ではないならば、明確に否定するべきであるとの考えを示した。井上氏は、「時間が経たないと言いづらいところがあるのですが、現状は明らかに企業イメージは毀損されています。ただ今回の騒動を通じて、ヨドバシ池袋店が愛されるきっかけになる可能性もある」とも指摘した。店内で人の排泄物が見つかったという投稿を巡り面白がる声が相次ぐ背景は、「あるべきはずのないものが、あるべきはずのない場所にある」という点と、「人の排泄物」の強烈さにあるという。もしこの内容が事実であれば、ヨドバシカメラは被害者の立場にあるため、「イジりすぎるのも気の毒」「ヨドバシ池袋店が可哀想だから買ってあげよう」などの声が上がる可能性もある。井上氏は「真正面から対処すれば、愛されるきっかけに変わる希望も見える」と話した。
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