自民党の河野太郎衆院議員が2026年7月11日、国公立大学での「廃止すべきローカルルール」をXで募集している。「まだこんなルール残ってるところある?」発端となったのは、大学で研究を行う一般ユーザーが7日に投稿した、「学会出張」をめぐるポストだった。ユーザーは学会出張の際、ホテルの宿泊代が大学の規定を超えてしまうことが増え、財務から「贅沢」と指摘されるため、一般的なホテルに宿泊することも難しいとの現状を訴えていた。この投稿が広く拡散されると、別の研究者が「金銭面以外にも色々変なルール」があると反応。当日の新聞など、日付のわかるものを手にした上で、出張先だとわかる場所で自分の写った写真を撮影して提出しなければならないとした。河野氏は9日、この投稿を引用し「まだこんなルール残ってるところある?」とコメントした。多くのユーザーから共感の声が上がったことを受け、10日には「具体的な国公立大学名と廃止すべきローカルルールの具体的な内容を、お願いします。なんかすごいデジャヴ」と呼びかけた。この投稿には、250件を超えるリプライがつき、多くの大学で悩む研究者らの声が届いた。「東京から広島大学に行くときに...」河野氏は11日、寄せられた情報をまとめた上で「もし、今、あなたが所属する国公立大学が次の問題にあてはまれば、手を挙げてください。(具体的な組織名が必要です)」と投稿。問題のある8つの「ローカルルール」を例示した。「1.研究課題に関連する学会の年会費を科研費で支払えない」「2.東京から広島大学に行くときに、広島から西条に戻れず、三原からいかねばならない」「3.サブスクで利用するソフトの費用を科研費で支払えない」「4.飲食が出ると研究会の登録費を科研費など公費で支払えない」「5.海外から呼んだPhDの学生は学生ビザなので週二十時間分までしか給料を出せない」「6.バスがないといけないところでもバス代は日当から出さなければならない」「7.学会参加費は科研費で支払えるが年会費は自腹」「8.国外の研究者が外貨建てで立替払いした旅費を円建てでしか精算できず、為替次第で相手に迷惑をかける」一連の投稿には、多くの大学関係者からの切実な訴えが寄せられている。「こうしたローカルルールをいかにやめさせるか、真剣に検討しなければ」河野氏の公式ブログ「ごまめの歯ぎしり」に同日公開された「お久しぶりです、研究者の皆様へ」と題したブログ記事では、さらに多くの問題を公開し、情報提供の呼びかけを行っている。この記事では、「有給休暇の申請が紙とハンコ」といった問題から、「国際航空券を手配するときに旅行会社二社以上からの相見積が必要で航空会社から直接手配できない」「家電量販店でポイントカードを提示しないか、ポイントを差し引いた額で決算しなければならない」といった細かいルールまで、さまざまな問題があがった。なお、河野氏は16年頃より、大学等での「ローカルルール」に関する取り組みを行っている。16年11月の投稿でも「こうしたローカルルールをいかにやめさせるか、真剣に検討しなければならない」と訴えていた。
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