大阪府の吉村洋文知事が2026年7月27日、Xで「行政による赤ちゃんポストの設置、内密出産の受け入れについて」の思いをつづった。
「結論から言えば、僕は賛成の立場です」
吉村氏は「行政による赤ちゃんポストの設置、内密出産の受け入れについて、本日、泉佐野市の千代松(大耕)市長とフルオープンの会議をしました」と報告した。
事情があり育てることのできない新生児や子どもを、親が匿名で託すための「赤ちゃんポスト」は、26年現在、医療機関で設置された施設としては慈恵病院(熊本市)の「こうのとりのゆりかご」と賛育会病院(東京都墨田区)の「いのちのバスケット」の2か所に設置されている。
北海道石狩郡には市民団体「こどもSOSほっかいどう」が手掛ける「ベビーボックス」もあるが、全国でも3カ所と、施設を必要とする人が利用しやすい環境とは言い難い。
こうした中、泉佐野市では、泉州南部の中核病院「りんくう総合医療センター」を改修し、27年中にも赤ちゃんポストの設置および内密出産の受け入れをスタートする意向を示している。
「結論から言えば、僕は賛成の立場です」とした上で、「課題、問題点の指摘も多くあります」。「それゆえ、国は認めていませんし、現時点で制度化もされていません。行政、自治体でやっているところもありません」と現状に言及しつつ、「でも、救うべき、そして救われるべき赤ちゃんの命がそこに現実にあるのなら、やるべきだと思います」とした。
「千代松市長が強い思いをもって進めています。ここが推進力です」とし、「僕も腹を括りました。できない理由よりできる理由を考えます」と決意をつづった。