ある委員は「影響はより限定的」と表現の自由を尊重
「もし番組が実写のドラマであった場合はどうか。それと比較して、アニメの描写にともなう青少年への影響はより限定的であり、創作・表現の自由の範囲内だと思う」
結局、このアニメの問題については、「討論」には進まなかったとしている。
委員の1人が指摘した自己注射のシーンは、「ヤニねこ」第2話だとみられている。
それは、薬に依存しがちな別のキャラクター「ヤクねこ」とヒロインがやり取りする場面だ。
ヒロインが隣の部屋を訪れると、後輩だというヤクねこは、寝ながら左腕に注射して、「キック~」などとほおを赤らめていた。本人は、「これ予防薬ですよ」と注射器を示したが、テーブルの上には、注射器やビタミンの錠剤などが散乱している。
ヒロインが「お前、また変な薬やってないだろにゃ」とただすと、ヤクねこは、「足洗ったんですよ」と反論した。しかし、「お前マトリか」と疑問を持たれかねない発言をして......というものだ。
このほかにも、2人がタバコとは異なるようなものを吸って恍惚の表情を浮かべるシーンもあった。
この第2話は、放送後にネット上でも様々な意見が出て、波紋が広がっていた。
今回、BPOでも議論になると、「注射器はまずい」「いやいや、これはアウト」と委員の1人に同調する声も出た。その一方、表現の自由の範囲内ではないかとする意見は多く、「社会派ブラックジョーク」「問題ないでしょ」「こんなこと言ったら何も作れなくなりません...?」との声があった。また、「真似したいと思う人は少ないだろう」「反面教師として観れていい」といった指摘も出ていた。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)