豪雨で水没「残クレアルファード」どうなる? 車はないのにローンは残る「残クレブーム」の落とし穴

「残クレアルファード」が広がった背景

   車両保険や新車特約を付けていない状態に「残クレ」が合わさると、負担はさらに大きくなる。「残クレ」とは「残価設定型クレジット(残価設定ローン)」の略で、将来の下取り価格(残価)をあらかじめ設定し、その差額を分割で支払うことで、月々の支払額を抑えやすくなる車の購入方法だ。

   アルファードのような高額車にも手が届きやすくなり、ローン残債と車の下取額が同額になるタイミングで買い替えれば、ローン残債を相殺することで、精算金を用意することなく新車に乗り換えられる。一方、傷やへこみなどで追加費用が発生する可能性があり、契約期間中は走行距離などの利用制限がある。

   日本自動車工業会の「2025年度 乗用車市場動向調査」によると、直近2年以内に新車を購入した923人のうち、「残価設定あるいは据置型ローン/クレジット」を利用した人は15%だった。男性30代では23%、男性50代と女性30代では20%に達している。過去の同調査では、高価格帯車の購入者では利用率が3割弱との結果もあった。

   となれば推測すると、千葉豪雨による大量の水没車の中に、残クレで購入された車が相当数含まれている可能性がある。

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