安倍首相と違う、高市首相は対中外交をやっていない...元外務審議官らが厳しく批判

「意地と感情だけでは外交はできない」

   後藤氏は、高市首相の外交姿勢について、首相に近い外交ブレーンの話として次のように語る。

   「意地と感情だけでは外交はできない。今必要なのは(国益の)計算と大きな絵図面をどう描くのかだ。しかし、高市首相は、どうも聞く耳を持っていない」。さらに後藤氏は話す。「これまで積み重ねてきた日中外交の歴史を、いとも簡単に積み木崩しのように壊してしまうというのが、高市さん。いつまでやるんですかと言いたいくらい。危うい」。

   TPP(環太平洋パートナーシップ)の元首席交渉官で安倍首相と米国との難交渉を続けてきた大江博氏は、安倍首相は違ったという。

   「決裂も交渉カードに入れて、言うべきことを言って、信頼関係を築いていた。米国に対して忖度ばかりしていると、結果、米国からも評価されないと思う」と話す。

(ジャーナリスト 菅沼栄一郎)

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