小泉今日子さんが「どんぐりの森づくり」活動に力を注ぐ理由 全国ツアーと連動した仕掛けとは

全国ツアーでお祝いの花や贈り物を辞退したワケ

   大石さんが「その収録のあとすぐに電話したんですよ」という相手は、NPO法人エコラ倶楽部の理事長・大井明弘さんだった。大石さん率いるUPDATERはエコラ倶楽部に賛同し、以前からともに環境活動に取り組んでいて、親しい間柄だ。

   話はすぐにまとまり、「明日の森プロジェクト」は、小泉今日子さんが代表を務める株式会社明後日、エコラ倶楽部(長野県諏訪郡)、再生可能エネルギーの普及で独自の事業を展開するUPDATER(東京都世田谷区)の3者による合同プロジェクトとして取り組むことになった。

   小泉さんは「全国ツアーが控えていたこともあり、その場を通じて広くこの思いを伝え、呼びかけることもできそうでしたから、『このツアーを機にやりましょう』とプロジェクトがどんどん決まっていきました」と振り返る。

   プロジェクトでユニークなのは、小泉さん自身が、全国ツアーではファンから届くお祝いの花や贈り物を辞退することにしたことだ。その気持ちは、「未来の森づくり」へつなげてほしいと、寄付を呼びかけた。小泉さんは次のように話す。

「お花はとてもありがたいことですが、一方で切り花なので何日かしたら枯れてしまい片づけることになりますし、お花一基はそれなりの金額ですから、以前から気になっていたことでした。そこで今回、私はお花やプレゼントは辞退させていただき、その分は寄付していただく――『明日の森プロジェクト』と連動してそんな提案をしたんですね。みんなと同じ目標に向かっていく好循環が生まれるのではないかと考えました」
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