小泉今日子さんが「どんぐりの森づくり」活動に力を注ぐ理由 全国ツアーと連動した仕掛けとは

秋には植樹へ...マイヘルメット、マイ長靴、マイ手袋を用意して

   プロジェクトのゴールのひとつとして、この秋、宮城県栗駒山で植樹が行われる。どんぐりの苗木3000本を1週間ほどかけて、約50人の人手で植えていく予定だ。植樹を担うエコラ倶楽部の大井明弘さんはこう話す。

「ただ植えるだけでは枯れる可能性もあるし、苗が育つ前に動物に食べられてしまわないように、ハイトシェルターと呼ばれる苗木を守るための傘のようなものもかぶせていく。ちなみに、ハイトシェルターの支柱の部分は今回、竹を活用する予定です(※注:一般的には支柱はプラスチック製)。いずれにしても、そういうことをしながらなので、1人1日10本くらい植えるペースになると思います。植樹する場所は斜面もあるので、そこも大変なポイントです」

   植樹には小泉さんも参加するといい、「責任があることですし、きちんと自分の目で見て伝えられたらと思います」。ちなみに、植樹に必要な道具をそろえる準備も万端だという小泉さん。「やる気満々です」と意気込む。「マイメット(マイヘルメット)も買わないといけない。お借りしたものが(サイズがあわなくて)ブカブカで歩けないことになったらすごく悔しくなりそうなので」という。ほかにマイ長靴、マイ手袋も準備したいと話していた。

   小泉さんがこうした環境問題に関心を持ち始めたのは、20代後半の頃のことだという。1990年代になってエコロジーという言葉が言われ始めたその頃、自身の生活が整えられるようになったタイミングでもあり、以来、自分の周囲にも目を向け、環境問題などを気にかけてきた。長く関心を持ち続けてきたテーマが今回、「明日の森プロジェクト」というかたちで実を結んだ。次世代へつなぐ思いを小泉さんはこう話してくれた。

「森がきちんと育たないと水もきれいに育たないし、自然はすべてが循環しています。自然の循環を取り戻すことによって、さらにその好循環を次の世代につなげていくことができれば、私も『少しは何かできたかな』という気持ちになれそうだなと感じています」

   どんぐりが実を結ぶまでに10年ほどが、豊かな森になるまでにはさらに長い年月がかかるという。

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