この8か月で「仲間の思いは痛いほど実感」
続いて会見した渡辺氏も、全国約190の総支部の整理に言及する中で声を詰まらせた。
衆院選で落選した総支部長の中には、事務所やスタッフを縮小し、別の仕事をしながら政治活動を続ける人も少なくない。渡辺氏は「全国にいる多くの仲間、総支部長にしっかり寄り添って、役割を......」と言葉を止め、「失礼しました」と間を置いて、「果たしてまいりたいと思っております」と続けた。
記者から、その際の思いを問われると、自身と同期当選した議員が今回の衆院選で渡辺氏以外、全員議席を失ったことに触れ、
「そういう仲間の思いというのは、痛いほど実感していたというのが、この8か月の思い」
だと話した。
全国には国会で活動できない悔しさを「毎日のようにかみしめながらいる仲間」がいるとして、「それぞれの思いを大事にしていける役割を果たさなければならない」と語った。
中道には、26年分の政党交付金約23億円のうち11億6940万円が未交付で、衆院選で生じた取引先への未払い金などに充てる方針だ。議員1人で巨額の公金を受け取る形への批判について、渡辺氏は、前執行部が決めた方針だとして、判断の是非は「小川さんなり階さん(階猛・前幹事長)に確認していただきたい」とした。
約190総支部の閉鎖や会計処理、監査などが必要なため、中道の整理を年内に完了することは「現実的に不可能」だという。「1人しんがり」の中道は年をまたいで存続し、整理を終えた後に新党へ合流する見通しだ。
(J-CASTニュース編集委員 兼 副編集長 工藤博司)