「複雑さを、複雑なまま映画に残したかった」
監督の太田氏もこの投稿を引用し、自身のXを通じて映画の一部登場人物について「インターネット上などで、『デブ専とフケ専門のホモ』『ホモが発展行為をして非常に迷惑』『珍獣扱い』といった明らかに特定の方々を卑下するような発言のほか、映画になぜゲイの人たちを登場させたのか、そのこと自体を問うような投稿が確認できます」と説明した。
その上で、「撮影中、プールという公共空間において、ルールや法に抵触しうる一部の行為を私自身が目にしたことも事実です。それらをけして肯定するつもりはありません」としつつ「しかし、個々の人間による問題行為と、その人の性的指向や属性とは分けて考える必要があります」とつづった。
「私が撮りたかったのは、誰かにとって都合よく整理された『市民』の姿ではありません。同じ公共空間を、それぞれ異なる事情や記憶や身体を持った人たちが使っていた。その複雑さを、複雑なまま映画に残したかった」としている。