斎藤幸平氏「強気の対中姿勢は福田さんの言う外交ではない」
東京大学大学院准教授の斎藤幸平さんはこの福田さんの文言をながめながら「『戦争をしないための外交こそが大事だ』という、これは米トランプ大統領とか日本の政治家に聞かせてやりたい。2011年の尖閣諸島問題とか2014年の安倍(晋三)総理と習近平国家主席が会談する時のパイプ役になるとか、福田さんは日中のために政治的なキャリアをいかしてきた。そういう人材が今の自民党の中にいるかというと、6月に、河野洋平元衆議院議長も亡くなり、二階(俊博元幹事長)さんも引退されたなかで、どちらかというと強気の対中姿勢のようなものが目立つようになっている。それは本当の意味での福田さんの言う外交ではない」と指摘した。
斎藤氏自身も中国の留学生を指導する立場として「自分なりのできるところはやりたいと思っているが、(中国は)隣国なので(福田さんが話した)こういう思いを忘れてはいけないと思っている」と話す。
(ジャーナリスト 佐藤太郎)