独自会派「志士の会」を立ち上げた泉健太衆院議員が2026年10月26日、自身のYouTubeチャンネルを通じて現在の心境を語った。「全国からものすごい激励の言葉を頂いて」泉氏は中道改革連合を離党後、立憲出身議員による新党「民主改革の会」に合流せず、旧民主党出身で無所属の緒方林太郎衆院議員とともに2人会派「志士の会」を結成した。26日公開の動画「中道離党から1ヶ月...ぶっちゃけ後悔?本音をお話しします」では、白と黒のラグランTシャツをきたラフな姿でカメラの前に登場。会派結成から約1か月を振り返り、現在の思いを明かした。これまで立憲民主党や民進党、民主党といった大きな政党に所属してきた泉氏。国会議員として約20年間活動する中で完全な無所属となるのは初めてだといい、決断後の反響について次のように語った。「この決断をしてから、全国からものすごい激励の言葉を頂いて。まずそのことに感謝申し上げます」「元仲間たちなんかにも、やっぱり僕の真意を分かってほしい」その上で、「やっぱり政党交付金のことは、今からでも、民主改革の中で頑張っている元仲間たちなんかにも、やっぱり僕の真意を分かってほしい」と語った。かつての同僚に向け、「ケジメをつけて、お金が足りなくても1から始めるんだという気持ちで頑張って欲しいなというか、そこは一緒に頑張れたらいいのになとは思っていて」と訴えた。また、2人会派となったことで、国会内での環境にもさまざまな変化が生じたという。「一番大きく変化したのは本会議場の席」だと明かし、「今までは結構、自民党の次に大きい会派なんで、自民党の隣で。本会議場でいうと真ん中の後ろの方から総理の演説を聞くっていう感じだったのが、今回は一番右端の後ろ。なので90度真横から見るみたいな感じ」とした。現在の席からは各党・会派の議員の顔が見えるようになったといい、「いろんな人たちの反応とかもね、今はよく分かるようになりましたね。あの人は随分ヤジ飛ばすなぁ、とかね」。隣の席に座る「チームみらい」の議員らと話す機会も増えたといい、IT業界やコンサルティング業界出身の議員らとの交流を「めちゃくちゃ新鮮」と評価。2人会派には各党の演説原稿が配布されないため、チームみらいの議員からコピーを譲ってもらうこともあるという。また、大政党では本会議前に議員総会が開かれ、法案の内容や賛否方針が説明される一方、2人会派では自分たちで法案の内容を確認し、判断する必要があるという。議員連盟についても、所属政党・会派を限定する規約によって、会長職の交代を求められるケースがあると明かした。移動手段は公共交通に「ほぼ平日は毎日乗ってるんじゃないかな」移動手段にも変化があった。「皆さん議員は黒塗りの車を一人ひとり持っているっていう風に思っている方多いんですけど、全然そんなことなくって」とした泉氏は、大政党の会派では複数の議員が車を共同利用していたものの、「2人会派では車も1台もつかないので」と説明。東京駅や議員宿舎への行き来、業界団体の会合への出席などにも、基本的に公共交通機関を利用するようになったという。ディレクターが「ってことは、東京メトロに乗ってる泉さんを見れるかもしれないっていうことですか?」とすると、泉氏は「かなり見ます。ほぼ平日は毎日乗ってるんじゃないかな」とした。電車内で立っていた際には、目の前に座っていた大学生らしき男性が泉氏に気付き、スマートフォンで検索を始めたこともあったという。泉氏は「目の前で検索されるっていう、そういう状態ですね」と笑っていた。「合法なのだけれども、けじめとして」2人会派となってからの活動について「2人だからできるようになったっていうことはない」としつつ、「自由は増えましたよね」とした泉氏。他党議員との協議を水面下で進めていることも明かし「与党にも『けしからん』って思いはあるけれど、野党もまだまだっていう状況だから。一緒に話をしようと、話に応じてくださる方は結構いますよ」とした。ディレクターから「民主改革に入りたいなって思ったこととかはないんですか?」と尋ねられた泉氏は、「入りたければ入れたんでね、1ヶ月前に。なので入りたいなっていうのはないです」と返答。政党交付金の問題についても改めて言及した。「むしろ民主改革のメンバーは、良かれと思って今の環境を作ったとは思うのだけども。やっぱり政党交付金は一部返還ということを改めて国民の皆さんにちゃんと説明して、再生をしていくべきじゃないのかなと僕は思ってますけどね」「もちろん違法ではない。合法なのだけれども、けじめとして、改めて自分たちが再スタートを切るという意味で、やっぱり政党交付金の返還ということは考えて欲しいなと。一緒にやる、やらないは別にしても、民主改革連合の中でそういう声が出てきていいんじゃないかなと思いますけどね」と訴えた。民主改革連合の小川淳也代表や階猛幹事長とのコミュニケーションは減っているとも明かし、「もめてないっすよね?」との質問には「減ってるから、もめてもないっていう。直接対決をしてないというだけでね」と冗談めかしていた。2人会派となったことに後悔はないと明言し、「もちろん2人のままでいいとは思っていないのでね、ここから多くの方々に呼びかけて、仲間を増やしていけるようにしていきたい」と語った。
記事に戻る