2024年 3月 19日 (火)

救急車呼んでいいのか悪いのか 「緊急性」の判断の仕方

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   体調を崩して自力で病院に行けそうもないと、119番をダイヤルして救急車を要請しようと思うだろう。だがその時、ふとちゅうちょするかもしれない。「この程度の症状で、本当に呼んで大丈夫か」。

   最近、救急車を「タクシー代わり」に使う事例が批判を浴びている。あまりにも安易に利用するのは、本当に必要としている人にとって迷惑だ。一方で、自分が一刻を争う病状にあるかどうか判断がつかない症状の場合は、どうすればいいのか。

  • 東京消防庁管内での出動頻度は41秒に1回のペース
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タクシーで行ったらかえって症状悪化

   ツイッターに2017年11月15日、救急車にまつわる書き込みが寄せられた。投稿者は、情報サイト「nanapi」創設者の古川健介(けんすう)さんだ。

「41度の熱が5日続いて手足と顔が痺れて動けなくなりヤバイと思って人生で初めて救急車呼んだんですが、『別に何もできないですよ』『タクシーでは来れなかったですか?』と詰められまくったの辛かった。結局その日は帰らされたから別の病院いったらすぐ入院になった。どういう時に救急車呼べばいいの...」

   文面から、相当具合が悪かった様子が分かる。これで「タクシーで来い」と言われたら、確かに「では救急車はいつ使えるのか」と疑問がわくだろう。けんすうさんのツイートに対しては、急病で救急車を頼んだら医師に似たようなことを言われた、高熱が出たとき救急車を呼んだが、実はアナフィラキシー・ショックで命にかかわる状態だった、逆にタクシーで病院に行ったら長時間待たされて症状が悪化し、医師から怒られた、といった体験談が寄せられた。

   記者は2016年、夜中に腎臓結石で強烈な痛みに襲われ、119番で救急車を呼んだ。電話口で状態を説明するとすぐに手配をしてくれた。病院でも「なぜタクシーで来なかったか」を問われることはなかった。どこまで緊急性があったかは分からないが、時間帯が深夜だったこと、人の手を借りないと動けないかもしれないとの判断だった。もちろん、痛みに耐えられそうになかったのも大きかった。

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