メジャーデビュー5周年
「超歌手」大森靖子が、
最愛の道重さゆみとのコラボ実現!

   鮮烈な歌詞、目の前にいる全員と真っ向から対峙するようなライブパフォーマンスで支持を集めるシンガーソングライター、大森靖子。「超歌手」を自称し唯一無二のスタイルで活動を繰り広げてきた彼女が、メジャーデビュー5周年を迎え、3月13日にニューシングル『絶対彼女 feat.道重さゆみ』をリリースした。

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   デビュー前からモーニング娘。と道重さゆみの大ファンであることを公言してきた大森靖子だが、今回は自身の楽曲での初のフィーチャリングが実現。「道重さゆみのかわいいの世界」を表現したというミュージックビデオでも共演を果たしている。

   彼女がもっとも重視するという「声」 の魅力を軸に、楽曲に込めた思い、リスナーとしての音楽生活、そしてテイラーメイドイヤホン「Just ear」を導入してからの変化について、聞いた。

   ――今回の共演はどういう経緯で実現したのでしょうか?

   まず、私はずっと道重さゆみさんのファンだったんです。私がメジャーデビューした年に道重さんはモーニング娘。を卒業されて、それから2年半休業されていたんですけど、最初は音楽をやるのか、戻ってくるのかもわからなかった。だから、私としては、彼女が戻ってきて音楽をやりたいと思った時に力になれるような存在になりたいと思って過ごしていたんです。その思いを糧にがんばろう、と。それで楽曲提供に挑戦したり、自分の作品でもいろんな曲調に挑戦したり、音楽にきちんと向き合って、彼女の世界を広げられる人間になろうと思って活動してきて。その中で、一方的に私が道重さんにこういう曲を歌ってほしいという曲をストックしていたんです。そうしたら、復帰されるということを聞いて。

   ――道重さんは、2017年春に『SAYUMINGLANDOLL〜再生〜』で活動を再開されましたね。

   その時にオファーをいただいて、「SAYUMINGLANDOLL」のシリーズではレギュラーで楽曲提供させていただくようになりました。それで今回は、私のメジャーデビュー5周年という企画の中で「道重さんと何かやるっていうのはどうですか?」ってエイベックスの方が言ってくださったんです。道重さん、復帰されてからどんどんかわいくなってるんですよ。音楽的にも、世界観の表現も、すごく深くなっている。だから「とにかく道重さんのかわいい世界を表現したミュージックビデオが作れるようなコラボレーションがいいです」ってエイベックスにお願いしました。

   ――コラボにあたって「絶対彼女」という曲を選んだ理由は?

   この曲はインディーズの時に出したアルバム『絶対少女』の楽曲なんです。それまでの自分は「かわいい」とか「かわいくない」とかで評価されることなく生きてこられていたんです。でも「自分はこういう服を着ちゃいけないだろうな」って思うことがいっぱいあって、やりづらかったんです。そういうところでは恐怖心があったというか、大学の時とかは真っ黒な服を着ないと外に出られなくて、余計に目立っているような感じで。そんな自分を打ち破る方法として、あとは女の子が普通に好きだったので、いろんな女の子のことを歌って、すべての女の子のことを肯定できたら、巡り巡って自己肯定に繋がるんじゃないかって思って作ったアルバムが『絶対少女』だったんです。で、「絶対彼女」のサビには《絶対女の子 絶対女の子がいいな》っていう歌詞があるんですけど、その歌詞を16年間、自分がかわいいと思って生きて、そのかわいいを磨いて、それで仕事しているプロである道重さんが歌うと、また違う説得力が生まれるんじゃないかと思って。その説得力が、今まで届かなかったところに楽曲を連れていってもらえるんじゃないかなと思いました。

道重さんの声は芸術的!

   ――レコーディングはどんな感じで進めていきましたか?

   クラムボンのミトさんがアレンジャーとして入ってくださって、歌のディレクションもお願いしたんですけれど、私としては、道重さんの歌のいいところを引き出したいっていうのが一番にありました。道重さんの好きな歌のクセ、好きな発音があるので、そういうものは一個も逃さずに入れたかったんです。たとえば《絶対女の子 絶対女の子がいいな》っていうところでしゃくりあげてるニュアンスとか、「いつものあの感じをやってほしいです」って道重さんにお願いしました。

   ――原曲とは歌詞も変わっていますが、これは?

   道重さんの歌う破裂音がいいんです。《ファビュラスマットなガチ赤リップ》というフレーズもあるんですけれど、「っ」の音をいっぱい入れたかったんですよね。あとは「チ」とか「プ」とかもいいんですよね。

   ――道重さんの声のよさはどういうところに感じているんでしょう?

   道重さんの声は芸術的だと思います。声だけで世界観を作れるというか、声だけで彼女の想いが伝わってくるところがある。あとはリズムのキレもすごくいいんですよね。短い音符にぴったりした長さで声を乗せるところに長けていると思います。

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