2019年 12月 14日 (土)

最初は大嫌いな男だったのに(上)

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「考え方が逆だから合わないと思っていたけれど……」

「僕とつきあってほしい」

   帰国からしばらくして、健一さんから告白された。だが即座に断った。そのとき、絵美さんには交際中の彼氏がいたからだ。

   でも、あきらめなければ……最後に愛は勝つ!(こともある)。

   最初の告白から1年後。健一さんが再び交際を申し込むと、今度はOKの返事が返ってきた。

「知り合ったころの印象とは全然違っていて、そのときはだいぶ仲良くなっていました。あいかわらずまったく正反対の考え方だったけど、自分も社会人になって何歳か年をとって、いろんな見方をしなくちゃいけないと気付いたんですよね」

   自分が興味のないことに興味があったり、自分が知らないことを知っていたり。健一さんのそういうところが面白いと思えるようになっていた。

「考え方が逆だから合わないと思っていたけれど、違っているからいいと考えられるようになっていました」

   同じことが見方を変えれば、まったく別の意味をもってくる。解釈の仕方しだいで、プラスにもなればマイナスにもなる。仕事でも恋愛でもそれは同じだ。むしろ二人の場合、最初マイナスからスタートした分、かえって良かったのかもしれない。

   こうして絵美さんと健一さんの「社内恋愛」が始まった。ところが、健一さんに海外駐在の話が持ち上がったとき、にわかに暗雲が立ち込めることになる。

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